内容説明
イライラ、腹立たしさ―こんな気持ちを感じるのは、生きている証拠。人類を進歩させてきたのも「怒り」の力です。人間関係を壊すことなく「怒り」をポジティブ・パワーに変える方法、満載。
目次
第１章 「怒り」についてのほんとうのこと（怒りに目をつぶるとどうなる？；怒りを表現する ほか）
第２章 「怒り」を感じるのはこんなとき（人はどんなときに腹が立つ？；怒りの元になる生理的条件 ほか）
第３章 「怒り」を表現する（怒りを表現するのはむつかしい；どっちがほんとう？ ほか）
第４章 自分の「怒り」を「友だち」にする（自分の怒りをよく知る；怒りのカモフラージュ ほか）
第５章 他人の「怒り」を「友だち」にする（だれかの怒りをぶつけられたら；だれかに虐待されているなら ほか）
第６章 だれかの力を借りよう（自分の怒りと折り合いがつかないときは；専門家に相談するには ほか）
著者等紹介
デンテマロ，クリスティン［Ｄｅｎｔｅｍａｒｏ，Ｃｈｒｉｓｔｉｎｅ］
シカゴ在住。高校でカウンセラーを務める傍ら、依存症の患者にもカウンセリングを行う。ドラッグ防止運動にも積極的に携わる
クランツ，レイチェル［Ｋｒａｎｚ，Ｒａｃｈｅｌ］
ライター。とくに若者向けの著作が多い
ニキリンコ［ニキリンコ］
心の問題に興味を持ち、多くの原書を読み込むうちに翻訳の仕事に出会う。訳書に「片づけられない女たち」（ソルデン著、ＷＡＶＥ出版）「ずっと「普通」になりたかった。」（ガーランド著、小社）がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シフ子
5
141デ 原題Straight talk about anger 怒りがわくのはどんなときか（運動 性的興奮など） 効果的な感情の表現法 他人の怒りへの対処法 専門家への相談など詳しい。沈黙や皮肉など受動的攻撃と呼ばれる陰湿な怒り方があり 思い当たる節にムッとし何度も本を閉じる。いかに周囲から怒りをぶつけられているかに気づき それに対する怒りを封印し 体に不調をきたすか。そして自分もそのことに気づかないまま周囲に怒りをひそかにぶつけているかを知る。人間を見る目が変わった。2010/12/11
アンゴ
2
「怒り」の根元、本質を整理し、自分や他人の「怒り」に振り回されないための知識やスキルを学ぶ。「全ての感情において生理的反応は万人同じだが、脳で解釈する段になって人に差異が生じる」つまり怒りは制御可能で飼い慣らす事ができる感情であり、悪いイメージを持ちがちだが、ちゃんと必要な役割があり、正しく対処しないと自分を苦しめるという観点は新鮮だった。米国並みに日本でもカウンセラーが一般化すればいいな。2014/04/07
ぷりん
1
感情のままに喚いたりするのでなく、冷静な分析が大切なのだなと。「否定的な言葉を使わない」というのは、あらゆる場面で通用する重要なポイントだと思う。2015/02/08
半田ぱん吉
0
怒りの感情表現は人それぞれではあるが、どうコントロールするかによって、周囲との摩擦や自分自身のストレス軽減に繋がるのかを、事例紹介風に示す内容。2015/12/07
しゃま
0
「怒り」も感情を認めて、良い方向へ導くための物事の考え方について書かれた本。うーーん、私って「怒り」との付き合い方が下手だなあ、と再認識。修行が足りません、反省。2012/04/23
