出版社内容情報
他に類を見ない長期45年にわたる月刊誌連載の作品を単行本シリーズ化。内容は言語、書物、歴史的な出来事やその時々の話題など広範に及ぶ。明快な文章に接してあらためて読書の喜びを覚える。本書は当シリーズの完結巻。
内容説明
完結!46年にわたる月刊誌掲載の作品が、本書『アングロ・サクソン文明落穂集』(12)をシリーズ最終巻として、すべて収録されました。
目次
Bowdlerismの話
チェスタトンと聖トマス・アクィナス
仙台の学会で考えたこと
John Lawrence先生の登場
John Lawrenceの後継者たち
厨川白村の登場
厨川白村の退場
英語専攻の凋落
ダーウィニズムを考える
PhilologyとPhilologie―文献学のこと〔ほか〕
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年(1930)10月15日山形県鶴岡市養海塚に生まれる。平成29年(2017)4月17日1:55p.m、御逝去(86歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
3
このシリーズもこの本で最終。 『アングロ・サクソン文明落穂集①~⑪』は読了ずみだし、『渡部昇一の着流しエッセイ①~⑤』 (広瀬書院)も読破してきた。読んではすぐに忘れていくのだが……。最終巻は……。「ギッシング再読」というエッセイをまずは一読。いわずとしれた『ヘンリィ・ライクロフトの手記』がとりあげられている。渡部氏の知人(英文学者)が、還暦すぎになって再読してみたいと言われ、本を貸した話など(もちろん「原書」)。渡部さんも愛読書の一冊で、初版本などを持っていたという。そんな雑感が。2022/07/20