感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
erierif
9
沖縄の人達の戦争被害の深刻さ。現代までつづく長い影響。知れば知るほどおぞましいヤマトンチュ。首里城にわざわざ軍の本部を置くとは…。島の内部でのまたさらなる差別。目取真俊は語る。全てを返せと…。後半の掌篇小説『海の匂い白い花』が良かった。『黒い蛇』も。『希望』に『虹の鳥』の原型をみた。希望と虹の鳥は作家の「答え」なのか「警告」なのか未だに私は判断がつかない。2017/09/02
ちゃっぴー
4
1999年～2001年にかけて、おもに琉球新報や沖縄タイムスに掲載した時評エッセイ。目取真俊のエッセイ、初読み。辛口でした。戦争では、本土防衛の捨て石となり地上戦を戦わされ、在日米軍施設の75％が集中し、ヤマトからの不当な問題を押し付けられる沖縄。このエッセイが書かれた12、3年前から基地移設問題など、何ら進展していない。2012/11/14
Hiroki Nishizumi
2
エッセイ集。もっと目取真俊の著作を読んでから目を通すべきだったかもしれない。2021/09/08
yooou
1
☆☆☆★★2004/02/28
