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細井平洲の経営学―『嚶鳴館遺草』に学ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 162p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904180532
  • NDC分類 121.57
  • Cコード C0095

内容説明

「非常の時」こそ、この書に学べ!上杉鷹山の米沢藩改革の原点になるとともに、吉田松陰や西郷隆盛、二宮尊徳も「座右の書」とした細井平洲の「嚶鳴館遺草」を、現代の生き方・考え方の指南書として読み解く。

目次

第1章 改革の根本ここにあり(西郷隆盛と吉田松陰;自治と責任 ほか)
第2章 何のための改革か(忍びざるの心;平洲とあゆち思想 ほか)
第3章 変わるものと変わらないもの
第4章 天から与えられた使命(人を削るということ;交替制による勤務 ほか)
第5章 民を貴しとなす(由らしむべし、知らしむべからず;官僚主義への批判 ほか)

著者等紹介

童門冬二[ドウモンフユジ]
昭和2年(1927)10月19日、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長等を歴任。昭和54年(1979)、美濃部亮吉都知事の引退とともに都庁を去り、作家活動に専念。在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。『暗い川が手を叩く』で第四十三回芥川賞候補。平成11年(1999)、春の叙勲で勲三等瑞宝章を受章。平成17年(2005)10月に東海市立平洲記念館名誉館長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっちゃん

3
細井平洲は上杉鷹山の師。鷹山は没落した名門上杉家に婿入りして、若くして米沢藩の改革にあたったのですが、その精神的支柱になった人。平洲の考えの柱は今風に言うと封建君主であっても「主権在民」の考えからぶれずに、人々の幸福のために何ができるかとあうこと。そこから戦略をたて、組織を変え、計画をたて、領地で産出されるものに付加価値をつけ、どうマーケティングするか、さらにはどう人材育成するかと、今と全く変わらないのです。平洲の書いた江戸時代のビジネス書(原文がかなり引用されています)から大いに学べます。2015/11/17

マーチャ

0
素晴らしい本だ。童門冬二さんの「上杉鷹山」の本を読んだ時も感動したが、ここで書かれている細井平洲という人の教えも感動的だ。現代ない政治家の皆さんの心の一冊に入れていただきたい。もちろんもう読まれてはいるだろうが、不足している人も多そうなので。経世済民、敬天愛人。私自身も年齢と共に実感しますが、やっぱり、愛することがベースに進まなければならないですよね。2023/05/18

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