内容説明
M.ウェーバーの宗教社会学とユング心理学の理論を考拠として思想史研究に歴史心理学の視点をとりいれ、無意識の深層にある日本人の心情と思考の特性(エートス)を明らかにした代表作「日本人の宗教意識」ほか、全8篇を収録。
目次
日本哲学・思想史(3)(古代国家の倫理思想;平安仏教と鎌倉仏教―日本人の哲学的思考の様式をめぐって;道元・親鸞における日本的‐実存的なもの;親鸞断想;仏教的人生観と芸動;平安京の新しき世界―民族神話と世界宗教の接触;日本思想史における仏教研究のあり方をめぐって;日本人の宗教意識)