目次
ある乱れた家庭―発端とテーマの提示
ライオンとバラ―リョーヴィンの恋
生気あふれる美女―アンナ登場
舞踏会の晩―ヒロインたちの対決
猛吹雪の夜―内面と外界
たちすくむ夫―カレーニンと比喩の劇場
春のオーケストラ―農場のリョーヴィン
ある象徴的な出来事―雌馬の死、泥を浴びた男
忘我の時―草刈りの辛さと癒し
女は出世のさまたげ―将校たちの恋愛論〔ほか〕
著者等紹介
望月哲男［モチズキテツオ］
１９５１年１月静岡市に生まれる。１９７５年東京大学文学部露語露文科卒業。１９８２年１０月東京大学大学院博士課程退学。１９８２年１１月東京大学文学部助手。１９８６年４月北海道大学スラブ研究センター助教授。現在同教授。専門はロシア文学、近代ロシア文化（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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snow
1
文学作品としての解説は大変興味深く、またじっくりとこの作品を読み返したいと思った。 ただ、語学的な解説は一切なく、単語の訳がついているのみ。原文で読んでみるというからには、ロシア語そのものに対する解説が必須だと思うのだが、どうやら著者はその必要性を感じていないようだ。本シリーズの第1回『鼻』と比べると、手抜き感が否めない。2017/05/10
