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内容説明
ある日のこと、わかものが山で木をきっていると、目のまえに、しろいものが、ひらひらとおちてきた。みれば、それはつるだった。つるは、どこかにきずがあるとみえて、とんではよろめき、よろめいてはとび、わかもののまえまでくると、力もつきたのか、はたらはたらと、たおれてしまった。
著者等紹介
松谷みよ子[マツタニミヨコ]
1926年、東京生まれ。作家。松谷みよ子民話研究室を主宰し、民話採集を精力的に行っている。『龍の子太郎』(講談社)で国際アンデルセン賞優良賞、『ちいさいモモちゃん』(講談社)で野間児童文芸賞、『あの世からの火』(偕成社)で小学館文学賞を受賞
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年、東京生まれ。画家。鳥の巣研究家。東京藝術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞、『ぼくの鳥の巣絵日記』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
21
「鶴の恩返し」は誰もが知っているお話ですが、この絵本で改めて昔話の奥の深さを感じました。 鶴と若者の関係性は、語られ方によっれ、叙情的でもあり、心理描写の点でとてもきめ細かい感慨を産み出す事ができるのだと教えられました。 それに加えて、鈴木まもるさんの絵は、対象をヤングアダルトにおいて描いているように思います。 今さらながらの「鶴の恩返し」ですが、子ども向けの話だけではないことを感じました。2021/01/30
おはなし会 芽ぶっく
9
つるにょうぼうなどの読み比べ。 矢で怪我したつる。織物はつるのはごろも。2023/07/12
シャムネコさん
0
昔話にしては文の形容、心理描写が多い気がした。2020/11/05