出版社内容情報
21世紀に入り、知識ビジネスの時代が本格的に到来しつつあります。この新しい知識ビジネスの世界について、筆者は東京大学工学部総合研究機構俯瞰工学研究部門で研究を積み、さらには産学連携プロジェクトとして多くの企業と共同研究を重ねてきました。本書では、これらの豊富な経験に基づき、知識ビジネスに関する詳細な解説と展望が述べられており、知識ビジネスに興味のある全ての人々にとって格好のガイドブックとなっています。
第１部 知識をビジネスする
第１章 知識ビジネスの提案
第２章 連想経路と知識ネットワーク
第３章 知識ビジネスの応用例
第４章 知識ビジネスのサイクル
第２部 知識を管理する
第５章 知識管理の背景
第６章 知識管理システムの活用と発展
第７章 知識管理のための分析項目と対応策
ネットワーク社会の到来により“情報”の獲得は従来に比べてはるかに容易になりました。しかし、皮肉にもその結果「過剰に“情報”があふれる混沌とした海の中から、いかに意味のある有益な“知識”を獲得し利用できるようにするのか？」という新たな課題に我々は直面しています。本書は、この極めて現代的な課題に対して、全く新しい発想によるアプローチの方法を提言したものです。
特に本書ではテーマをより明確にするため“知識管理”という一般的観点の中でも“知識ビジネス”に焦点が絞られています。すなわちテーマは“いかにして知識をキャッシュに換えるか？”です。
また、本書と合わせて、知識全体をめぐる現状と展望について述べられている弊社刊「知識の構造化 小宮山宏著」も是非御一読下さい。
目次
第１部 知識をビジネスする（知識ビジネスの提案；連想経路と知識ネットワーク；知識ビジネスの応用例；知識ビジネスのサイクル）
第２部 知識を管理する（知識管理の背景；知識管理システムの活用と発展；知識管理のための分析項目と対応策）
著者等紹介
尹泰聖［ユンテソン］
東京大学工学系研究科にて博士号（工学）を取得後、東京工業大学助手と経済産業研究所客員研究員を経て東京大学工学部総合研究機構助手を歴任。東京理科大学経営工学科講師、東京大学工学部研究員を兼任。『国際ＣＡＤ／ＣＡＭジャーナル』編集委員。科学技術知識プロバイダーとして、活用可能な科学技術知識の流通・活性化を手掛ける、（株）オープンナレッジの代表取締役でもある
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