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ガダルカナル

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901622356
  • NDC分類 916
  • Cコード C0031

内容説明

「ガ」島から奇跡的に生還した大本営参謀に、亡き兵士たちが語らせる戦場の真実!「敗戦の責は小官にあり」。

目次

1 忘れられた終幕
2 浮かびあがったガダルカナル島
3 ガダルカナル島攻防戦の幕あがる
4 ふたたび戦場へ
5 「ガ」島、転じて「餓」島
6 日米死闘の島
7 勝算なし、ガダルカナル島戦線
8 さらば、ガダルカナル

著者等紹介

辻政信[ツジマサノブ]
明治35年石川県生まれ。昭和6年陸軍大学卒業後大本営参謀となる。ノモンハン事件、ガダルカナル作戦、マレー作戦、ビルマ作戦などを指揮、「作戦の神様」とうたわれた。敗戦直後、連合軍支配下のタイを脱出し、日本連携を企図して数年間、東南アジアや中国大陸を潜行した。その後、奇跡的帰国を果たし、昭和27年から連続4回衆議院議員に当選したが、昭和36年参議院議員として再び東南アジアに向かいラオス付近で行方不明になった。生存説、他殺説など議論を呼んだが確たる消息を得ないまま現在にいたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おい

3
筆者にしか書けない、参謀本部と戦場の両視点からの記述は貴重。筆者は頭脳明晰で、行動力もあり、信念を貫く強い意志を持っており、上層部から可愛がられたと察せられるが、参謀本部の参謀としては、思いに走る点が欠点であり、その短所をうまくコントロールできなかったのが日本陸軍の組織の限界だったのではないか。 ★★★2020/12/06

VC

2
再読。辻政信は日本陸軍が作った理想的な軍人という感じ。情にもろく、理論的、攻撃精神旺盛で、独断的(これは理想じゃないが満州事変からの流れで)。それにしても陸海軍の仲の悪さと戦功争いがひどい。2012/01/22

マウンテンゴリラ

2
戦後教育に浸ってきた世代のせいか、旧日本軍の戦争指導部の中では人命軽視の考え方が支配的であったという思い込みがあった。しかしながら本書を読むかぎり、当時の戦争指導者は、現在の政治家や官僚等に比べ、はるかに強くノーブレス・オブリージュの精神を有していたのではないかと感じられた。著者自身が後に政治家に転身したという経緯からも、作為的なエクスキューズといった面は多少感じられたが、この点を差し引いても実際に軍の上層部として戦争に関わった著者による貴重な証言記録として評価できると思った。2011/07/06

VC

0
もしここに書いてあることがすべて真実だとしたら、辻はなかなかできる子だったんだなぁ~2011/04/12

wearnotequal

0
先の大戦の天下分け目の戦い、ガダルカナルを当時の参謀辻政信が描く。開戦以来飛ぶ鳥を落とす勢いの日本が兵站の問題に直面する。日本からの距離の問題と米豪軍の圧倒的な兵力に立ち向かう山本五十六を含む上層部の様子が垣間見れるのは非常に興味深い。2019/12/13

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