父が子に語る近現代史

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父が子に語る近現代史

  • 小島 毅【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901510776
  • NDC分類 K210
  • Cコード C0021

内容説明

わたしたちが、良く生きるために、必ず知っておかなければならないこと。日本という国はいかにして、今、こうあるのか?時の人々は、何を考えどう行動したのか、複雑微妙な歴史を捉え「単純でわかりやすい」歴史観から脱するために。世界と繋がる日本の「歴史」が良くわかる、ユーモア溢れる歴史読本・近現代篇。

目次

1 何のための日本史?
2 他者の視線への配慮
3 江戸の二つの歴史意識
4「世襲」を支える「忠義」の理屈
5 定信の画期的教育行政
6 武士道の成立と幕府の誤算
7 教育熱
8 清朝の衰退
9 幕末の動乱早わかり
10 吉田松陰・久坂玄瑞・坂本龍馬―祀られた人々
11 井伊直弼・近藤勇・篠田儀三郎―祀られぬ人々
12 新政府の制度と語彙
13 岩倉使節団と教育改革の重視
14 昌平坂学問所を切った東京大学
15 チェンバレンとモースの見た日本
16 窮余の太陽暦採用
17 鉄道物語
18 韓国問題と日清戦争
19 日露戦争は防衛戦争ではない
20 歴史に向き合うということ
21 漱石の憂鬱
22 「人格」の流行と「国民文化」の強調
23 大正デモクラシーと「常民」の発見
24 「吉野朝」と国家神道
25 大正から昭和へ
26 軍部の台頭を考える
27 戦争の責任を考える
28 破局、そして再建
29 一九六八年
30 シルクロードと韓流―幻影二題

著者等紹介

小島毅[コジマツヨシ]
1962年生まれ。東京大学卒。専門は中国思想史。現在、東京大学准教授。「日中歴史共同研究」委員、日本学術会議連携会員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

98
この著者の「靖国史観」を読んでのつながりで手に取りました。父が子に語ると書いてありますが、大人が読んでも耐える本であると感じました。最初の方は歴史的な見方について書いてあり、近代日本の思想史的なっものをトピックごとに解説してくれています。「漱石の憂鬱」などは私には従来わかっていたことですが再度理解させてくれました。いい本です。2018/11/22

さきん

24
父が子に語ると雖も、考えながら読んだ方がいい。普通の教科書よりもより著者の意見が濃く出ている。もちろん、著者の考えに同意できることは多かった。文量もちょうどよく、受験勉強でしか歴史に精を出さなかった父親にはとっておきの本である。2017/02/10

おおにし

16
桑田さんも「教科書は現代史をやる前に時間切れ」と歌ってますが、今まで現代史をちゃんと学んでこなかった人(私も含む)にはこの本はよい入門書となるでしょう。きちんとした歴史知識がないためにドラマチックな司馬遼太郎の歴史観をそのまま信じたり、自虐史観を叩き込まれてトラウマになってしまったりするのだと思います。私はこの本で歴史認識をいろいろ改めました。靖国神社に吉田松陰も坂本竜馬も祀ってあることは驚きですが、開国を決断した井伊直弼は英霊には加えてもらえなかったようです。靖国神社って野球殿堂のようなものなのかな?2015/01/24

小鈴

10
著者の他の本を読んでいたら常民の視点から歴史を書いてみたかったという気持ちから書かれた近現代史だということで読んでみた。娘に語る形式の私家版小島家の歴史本。江戸時代後期に日本という「この国のかたち」(≒国体)の成立から始まり、敗戦、そして現在までを語る。子ども向けとしながらも、高校レベルの近現代史の最低限の知識がなければ、読んでも難しいかも。あと、柳田の常民という概念を使って、戦争を語るには違和感有り。一般庶民という言葉で十分ではないでしょうか。2012/04/25

白義

8
前作よりも面白かった。ホットなテーマと、娘へのプライベートな語り口を意識したのが功を奏したのか、大まかな流れを語りながら、全体的には興味深い雑談になっている。特に、柳田国男の常民概念を語ってからが面白い。歴史の光と闇、両方を見るというスタイルを強調し、前大戦やファシズムの時代に、普通の常民が果たした過ち、その一人一人の責任を投げ掛け、現代に繋げているのがいい。また、この手の本としては珍しく、かなり自省的でイデオロギッシュでもない。比較的オススメの本2012/03/02

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