内容説明
わたしたちが、良く生きるために、必ず知っておかなければならないこと。日本という国はいかにして、今、こうあるのか?時の人々は、何を考えどう行動したのか、複雑微妙な歴史を捉え「単純でわかりやすい」歴史観から脱するために。世界と繋がる日本の「歴史」が良くわかる、ユーモア溢れる歴史読本・近現代篇。
目次
1 何のための日本史?
2 他者の視線への配慮
3 江戸の二つの歴史意識
4「世襲」を支える「忠義」の理屈
5 定信の画期的教育行政
6 武士道の成立と幕府の誤算
7 教育熱
8 清朝の衰退
9 幕末の動乱早わかり
10 吉田松陰・久坂玄瑞・坂本龍馬―祀られた人々
11 井伊直弼・近藤勇・篠田儀三郎―祀られぬ人々
12 新政府の制度と語彙
13 岩倉使節団と教育改革の重視
14 昌平坂学問所を切った東京大学
15 チェンバレンとモースの見た日本
16 窮余の太陽暦採用
17 鉄道物語
18 韓国問題と日清戦争
19 日露戦争は防衛戦争ではない
20 歴史に向き合うということ
21 漱石の憂鬱
22 「人格」の流行と「国民文化」の強調
23 大正デモクラシーと「常民」の発見
24 「吉野朝」と国家神道
25 大正から昭和へ
26 軍部の台頭を考える
27 戦争の責任を考える
28 破局、そして再建
29 一九六八年
30 シルクロードと韓流―幻影二題
著者等紹介
小島毅[コジマツヨシ]
1962年生まれ。東京大学卒。専門は中国思想史。現在、東京大学准教授。「日中歴史共同研究」委員、日本学術会議連携会員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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