父が子に語る日本史

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父が子に語る日本史

  • 小島 毅【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901510660
  • NDC分類 K210
  • Cコード C0021

出版社内容情報

中国大陸や朝鮮半島、沖縄、北海道など周縁地域とのかかわりの中で記述された歴史の見方は一つでない事に気づかせるユーモア溢れる歴史副読本。国家形成のためにつくられた一国史的視点を超える歴史認識へのいざない。


スペード 剣の章
A なぜこの本を書くのか
2 全体像を示したい
3 「日本史」をどこから見るか
4 アテルイは「反乱者」か
5 「美しい国」平泉と「いい国」鎌倉
6 明治維新を導いた『日本外史』
7 外国のことならよく知っている
8 遣隋使は対等外交か
9 「新興貴族」としての平氏
10 尊王思想と徳川幕府の関係
J 攘夷運動のゆくえ
Q 南北朝の語られ方
K 忠君愛国と民主主義教育

ハート 心の章
A 紀元節神話とは
2 宗教が語る日本古代史
3 『古事記』も漢字で書かれている
4 本居宣長の言い分
5 史料の見方
6 聖徳太子の出自

7 論争の的としての「聖徳太子」
8 太子伝説擁護論への疑問
9 神功皇后と卑弥呼の合体
10 『論語』と『千字文』
J 消えた王仁博士
Q 蘇我氏の祖先のこと
K 倭国から日本国へ

ダイヤ 宝の章
A 改新の詔はいつ作られたか
2 官人の誕生
3 天智即位の年
4 内乱と女帝
5 円仁の大旅行記
6 太陰太陽暦の話
7 「梅の都」から「花は桜」へ
8 「国風」の意味
9 桜花のイメージ
10 無常ということ
J 平安時代最強の怨霊
Q 『今昔物語集』の世界観
K 仁義道徳は人を食らう

クローバー 鋤の章
A 中世人のたくましさ
2 めまぐるしい十二世紀
3 鎌倉新仏教の時代背景 
4 「そうだ 京都、行こう。」の京都とは
5 寧波プロジェクト(にんぷろ)の目指すもの
6 南北朝から室町へというリトマス試験紙
7 日本史を二分する応仁の乱 
8 戦国大名の軍師養成学校
9 「転勤」という支配方法
10 勢力としての仏教寺院と天皇
J 新たな対外関係と「この国のかたち」
Q 鎖国時代の中国のイメージ
K 今も人を食らう仁義道徳

内容説明

ねえお父さん、教えて、歴史って何の役に立つの?教科書では学べないほんとうの面白さ。

目次

剣の章(なぜこの本を書くのか;全体像を示したい;「日本史」をどこから見るか;アテルイは「反乱者」か;「美しい国」平泉と「いい国」鎌倉 ほか)
心の章(紀元節神話とは;宗教が語る日本古代史;『古事記』も漢字で書かれている;本居宣長の言い分;史料の見方 ほか)
宝の章(改新の詔はいつ作られたか;官人の誕生;天智即位の年;内乱と女帝;円仁の大旅行記 ほか)
鋤の章(中世人のたくましさ;めまぐるしい十二世紀;鎌倉新仏教の時代背景;「そうだ京都、行こう。」の京都とは;寧波プロジェクト(にんぷろ)の目指すもの ほか)

著者等紹介

小島毅[コジマツヨシ]
1962年生まれ。東京大学卒。専門は中国思想史。現在、東京大学准教授。「日中歴史共同研究」委員、日本学術会議連携会員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

7
図書館にて。刊行当時に読んだので、今回は再読。いや、文庫落ちしたときに再読してたかな…? いま読むと、刊行時期のあれこれが思い出される。小泉長期政権が終わって短命政権が続き、リーマンショックとかあって民主党政権が誕生するあたり。新しい日本史教科書を作る派とかあった頃であったなぁ。小島センセの新しいやつ、2019年のちくまプリマーも借りたので次はそちらを読む。2023/03/18

0717

5
東京大学、中国思想史がご専門とのことで恐る恐る読みました。まあ、期待通り。「古事記」、「日本書紀」は後世の編者が「そうだったらいいなあ」と思って創り上げた「お話」で信じる必要なし。「仁義道徳」がお嫌いのようで、この思想が弱者に犠牲を強いた非人間牲を備えた教説とかで、行きたくもない戦争に行かされて、戦場に散った若者も多いとか。近代史の本もお書きになってるので読んでみるか。2014/11/09

白義

5
あまり細かい通史じゃあなく、大まかに歴史を学ぶ見方を教える、という感じの本。中国思想が専門というだけあって、歴史哲学と実際の歴史の関係や、アジアの中の日本像がよく伝わる。学校の歴史の授業がつまらないという人にこそ、読んでほしい本だ。歴史の流れを支えた考え方、心性史がわかる。現代で歴史を学ぶとは何か、を強く意識してるのも子どもに語り聞かせるスタイルゆえだろうか2012/03/01

mk

3
歴史を、その当時を生きていた人の世界観を通して見ること。たとえば戦国時代の人たちは「戦乱の世を終わらせるために日本を統一しなければならない」とは思っていなかった。そんな視点をもらえるだけで、歴史がこんなに面白くなってくるとは。◆小島さんが歴史家として各時代の大義名分を相対化しようというなら、よろしい、私は近代の大義名分を研ぎ澄ましてみせよう。それができるだけ人を喰わないようにするために。と法律家の卵は一瞬考えたのであった。2009/10/29

Masakiya

2
一番、衝撃的だったのは大化の改心及びその詔がフィクションである可能性があること。後世の統治者の正統性を主張するために、逆算して、このあたりにも、このようなおふれが出たんだよ、と歴史書として創作(捏造w)したかもしれないということだ。聖徳太子の業績とされている十七条の憲法もそのたぐいである可能性が高いそうな。また、推古天皇の即位の661年から逆算して皇紀元年が設定されているようだとか・・・。どれも仮説ではあるようだが、知ってた?もしかして知らなかったの俺だけ?さて、こうなると古事記、日本書紀というのはその中2014/08/15

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