内容説明
そしていま、この瞬間に子供から一人前の女性への最後の敷居をふみこえたムーシュには、男というものが目もくらむような明るいくっきりした像となって、理解されたのだった。―七つの人形が織りなす愛の舞台
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン2号
10
失意のどん底にあったムーシュに声を掛けたのは人形芝居の人形。そこには7人のそれぞれ性格の違う人形たちがいて、彼女と人形たちの会話はたちまち周りの耳目を集め、人気興行になる。しかし人形を扱うキャプテン・コックは冷徹の極み。ムーシュを凌辱しさえするが、いよいよ彼女が他の男と結婚するという時、人形たちはもう死んでしまいたいと告げる。ラスト、人形を操るコックの前にある黒いカーテンが開かれたとき、真実の愛を二人は確認する。だれもが一つ限りの人格ではないことを絶妙に提示した名作と思うが、あくまで男性目線ではある。2017/11/14
RyuRyu3
2
不思議な話だなと思いつつ、最後そんな急展開でそんなオチ??となる 女性の方がアタマが悪いのか人形を人形個々として見ているせいかなぜ裏にいる人を人として見ていないのか。 コレが10代前半とかならまだわかるが20にもなってそれはないだろ。 ましてや婚約者に申し訳ないと思わないのか、、さらにはレイプまでされているのにそっちを好きになるとか、ストックホルム症候群の典型でわけわからん。 2023/08/01
ガイ
0
42008/11/22