内容説明
明治時代から民俗学者に注目されてきた三面が、県営ダム建設のため閉村してから25年。自ら“三面の語り部”を務めてきた小池善茂さんの“伝えたいこと”を記し、その語りから三面の世界に迫る。
目次
第1部 山人の話(百姓百色;寒中のカモシカ狩り―スノヤマとサルヤマ;クマ狩り―デジシとオソ;四季の行事―暮らしにある祈り;焼畑の循環―自然の力を借りるカノ;構造物―オソ・小屋・ハサ)
第2部 山人の暮らす世界(三面の全体図;狩りの図―カモシカ猟とクマ猟(デジシ)
空間概念図―家をめぐって・集落と山をめぐって
三面に内在する秩序と敬意)
著者等紹介
小池善茂[コイケヨシシゲ]
昭和8(1932)年7月、新潟県生まれ。岩船郡三面村大字三面出身。昭和60年、村上市に移住。三面区長を7年務める
伊藤憲秀[イトウノリヒデ]
昭和48(1973)年6月、長野県生まれ。東京農業大学短期大学部卒業。平成13(2001)年12月から6年間村上に住み、聞き取りを行なう。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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