感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
8
鯱バスは地元の老舗貸切事業者として幼少時からよく街中で見たことがあるが(※まだ東急鯱バスの時代)、企業送迎、ことに日本製鉄名古屋製鉄所の従業員輸送も大事な稼ぎ頭であることは殆ど知らなかった。自分の行動範囲で見ないからだろう。一方で契約輸送のスクールバスは見たことがある。一方で同時掲載の芸陽バスは名前さえも知らない事業者だった。地方の事業者として今もツーステも少なくないと思ってたが、ノンステ新車も盛んに購入しそれも運転士の負担軽減のためにATを選択しているというのは、地方事業者としては「先進的」に思えた。2022/05/11
えすてい
8
横浜市営電気バスや燃料電池バスといった特集の他、事業者訪問は芸陽バスと鯱バス。芸陽バスは沿線人口減少·スクールバス受託競争·大型二種免許人手不足などの課題山積。西日本豪雨の教訓も記述あり。鯱バスは2009年に東急グループを離れ現社名に。数字の代わりに戦国武将の名前を付けた貸切バスを筆頭に、日本製鉄名古屋製鉄所の特定輸送はじめ愛知県内での契約輸送に特化しているため、貸切バス以外では本社のある名古屋市民ですらあまり馴染みのない事業者だ。伝統ある青色カラーに金鯱エンブレムを纏う鯱バス車両は、今も格式高い。2022/02/28
えすてい
7
香港のKMBのアレキサンダーデニスエンヴァイロ500MMCの11.3mモデルは、狭隘で起伏のある厳しい道路での路線のために導入された。当該区間では法令で11m超の車両の通行が禁止されてるが、この新型バスはリヤタイヤがステアアクスルするので狭隘路でもスムーズに走行でき、交通当局から特例で通行が許可されたという。香港中心部では12.8mの巨体ダブルデッカーがひっきりなしに行き来してるが、山がちな香港の地形では短尺モデルも根強い需要があるようだ。日本サイズの大型短尺や中型車では輸送力を賄えない。2022/05/11
えすてい
7
近年の芸陽バスの路線車新車購入はATに統一してるという。新人運転手の教習ではATの方が楽だという。広島県という都市圏のすぐ近所に山間部を有する地域では、発進時のトルクや変速時の操作と乗り心地の面からするとATの方がいいのだろう。この号が出た時点ではまだJBUS中型車にATが出る前だったのでAMTでの導入だが、会社としてはあまり好意的ではない感じだ。一方で平坦な区間が多い鯱バスの送迎用ではMTのようだ。ただしJBUS中型車最新モデルはこの時点ではAMTしかないのでAMTを入れてる。2022/05/09
えすてい
6
ヒュンダイのマイクロバス「カウンティ」のEVがソウルの路線バスにデビュー。韓国メーカーにはポンチョのようなノンステモデルがないためFRマイクロバスが路線バスに使われることも少なくないという。電動モーター故、発進時のトルクや変速ショックがなく、山がちな路線でもディーゼル車と比べると静かで乗り心地がいいという。韓国の路線バスはバリアフリー対応が遅れているが、このカウンティも車椅子リフトすらもない。既に中国の電気バスでは小型バスもノンステが当たり前。韓国メーカーは小型ノンステEVを出すのだろうか?2022/05/10