日本人が日本人らしさを失ったら生き残れない

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898310892
  • NDC分類 304
  • Cコード C0034

内容説明

日本人全体の過去・現在を通じて、われわれはどういう精神構造を形づくってきたのか。考え方あるいはビヘイビア(行為)についてどんな特質があるのか。それを一生懸命観察したいというのが著者の願いである。要は、人間性を見抜き、改めるべきは改め、伸ばすべきは伸ばすことであろう。「日本人の根性」をいま見直せ!劣等感をバネにしてきた日本人の歴史。

目次

第1章 進歩は劣等感の産物である(「未然形の劣等感」とは何か;中華の民はわが友にあらず ほか)
第2章 日本文化は人間的である(日本人が完成させた佛像の「美」;法然上人の先進性 ほか)
第3章 リアリズムが失くなった時代(日本人のリアリズム;日本人の気概 ほか)
第4章 日本人の「かたち」を取り戻せ(官僚制の確立で日本は変わった;日本人の学歴信仰 ほか)

著者等紹介

谷沢永一[タニザワエイイチ]
関西大学名誉教授。昭和4年、大阪市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。専門は日本近代文学、書誌学。社会評論にも幅広く活躍。サントリー学藝賞、大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞、2004年には『文豪たちの大喧嘩―鴎外・逍遥・樗牛』(新潮社)で読売文学賞を、2006年には『紙つぶて自作自注最終版』(文藝春秋)で毎日書評賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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