内容説明
新しい組織リーダーの危機状況におけるあり方・考え方を問う―今や、企業動乱時代を迎えている。現状のままでは、日本は危い。社会も組織も個人も、自己変革を急がなければならない。世界史的視野に立つ鬼才会田教授独特の史観が捉える幕末維新の意識構造。それを受けて、幕末史の百瀬氏が、実証的にこの時代の核心に迫り、危機の行動力を分析する。まさに歴史に学ぶ危機の指導者論である。
目次
なぜ幕末維新に学ばなければならないか
橋本左内(鋭・閃;信頼されるブレーンの行動学)
坂本龍馬(朗・敏;一匹狼における指導力の養い方)
高杉晋作(邁・迅;強い組織づくりの柔軟発想)
近藤勇(念・頑;混成集団の操縦術)
土方歳三(冷・烈;死を意義づけるための生き方)
小栗上野介忠順(直・執;強気一点張りの経営再建法)
西郷隆盛(巨・容;日本的“器量”の限界)