罵詈罵詈―11人の説教強盗へ

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罵詈罵詈―11人の説教強盗へ

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896911640
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

内容説明

本書は、雑誌『宝島30』誌上で、93年8月号から94年9月号に至る一年あまりにわたって連載した原稿をまとめたものだ。連載タイトルは、「愛の天誅シリーズ」あるいは「爺砲弾」あるいはノンタイトルと、その度ごとに変わり、一貫していないが、内容は、タイトルにも匂っているように、日本をダメにした十一人の男女についての人物評論の如きものである。

目次

広告屋の広告塔 天野祐吉―ゲスのアド知恵
押し出すうんこや 秋元康―デブが通れば道理引っ込む
恋愛の風紀委員 柴門ふみ―愛こそはスベタ
社畜小屋の牧童 弘兼憲史―広かねえ心さらして捨う金
偽善を許さぬ独善婆 曽野綾子―叩けよさらば踏みつけん
ドンくさい独裁者 渡辺恒雄―ズルの一声
欲求肥満 林真理子―ブスに二言あり
花より団塊 田原総一朗―朝までナマ半可
エゴなエコ屋 山本コウタロー―塗り箸買うたろーか?
顔面怯懦の果て ビートたけし―おとこたけしはしけたことを
猥褻物陳列棚 田中康夫―恥より重いものは持たず

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koi

4
曾野さんの回とかよかったです。「彼女は確かに偽善者ではない。が、偽善者よりもさらに始末におえない者、つまり独善家である。」「また彼女は建前論者でもない。が、建前論者よりもさらに困った論者、つまり無責任な暴論家である。」「あんたは、自分が『かわいそうだ』という安易な感傷から離れていたり、『平和が一番』ってな書生議論を遠ざけていることをしきりに自慢しているけれど、要するに、『かわいそう』と思うような心の暖かさと、素朴に平和を願うまっとうな理想を欠いているだけの話なんだよ。」そうじゃそうじゃ!2014/08/16

編集長

3
著名人11人をこき下ろした、雑誌『宝島30』の連載を集めた20年前の古い本です。名コラムニストの若かりし頃の下品(笑)な文章芸が楽しめます。筆誅の対象は天野祐吉、秋元康、柴門ふみ、弘兼憲史、曾野綾子*、渡辺恒雄*、林真理子*、田原総一郎、山本コウタロー、ビートたけし、田中康夫の11人。私の場合、3人(*印)についてはスカッとし、3人についてはそういう見方もあるのかと思い、残り5人については特に意見なし(よく知らない)という感じでした。著者にはぜひ、安倍晋三トンデモ首相を同じ筆致で撃ってほしいです。2014/03/12

カンパネルラ

1
11人に対してタイトル通り、無茶苦茶なことを言っている。しかし相手によっては切れが悪い。嫌いなヤツに対してはよくぞ言ってくれたって感じがした2004/12/26

はあびい

1
日本をダメにした11人の日本人に対する人物評論。原稿料のために引き受けた仕事だそうです。ライターも大変です。2012/09/17

聖月

0
著者より5つ年下の私だが、昔の人物の話でも、同時代の話である。著名人のこき下ろしエッセイなのだが、Wikipediaのある世界だから、読む価値がある。柴門ふみ?東京ラブストーリー&弘兼憲史が旦那。読売のナベツネ。こういう来歴だったのね。ついでに正力松太郎も調べたよ。田中康夫の今は。林真理子は今でも時の人。面白い本とは言わないが、興味深い内容でした。2022/07/05

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