内容説明
京都を「旅人の視点」でただひたすら歩き、美しいと感じたもの、面白いと思ったもの、尊いと見えたものを、思うままに取り上げてみた。
目次
第1章 洛中あたりを歩く(京都のど真ん中で路地めぐり;松原橋を渡りかつての冥界・六道の辻へ;石塀小路から祇園へつづく京情緒;京都一繁華な四条から三条あたりを)
第2章 洛東あたりを歩く(青蓮院の大楠から平安神宮の橋殿へ;観光客も稀な金戒光明寺と真如堂;吉田山を抜けて北白川疎水へ)
第3章 洛西あたりから洛中を歩く(地元の人しか歩いてない千本通からスタート;北野天満宮、上七軒から再び千本通界隈へ;鞍馬口通の比類ない楽しさと西陣の京情緒;名建築をたどった先に安らぎの店へ)
第4章 洛北あたりを歩く(書店の中の至福の時間と武家文化の美;鄙びた里道を歩いて対照的な二つの美へ;華麗なる北山通から緑豊かな京都府立植物園へ;賀茂川の水辺空間と半木の道)
第5章 洛南あたりを歩く(泉湧寺の仏殿の美と絶世の美女;臥雲橋と通天橋が迎える東福寺へ;伏見稲荷大社の千本鳥居パワー;酒造りの町・伏見の魅力に酔う)
著者等紹介
井上明久[イノウエアキヒサ]
1945年、東京生まれ。作家、早稲田大学講師。慶應義塾大学経済学部卒業。河出書房新社入社、後に中央公論社入社。1991年から6年間にわたり「マリ・クレール」編集長を務める。1997年、同社退社後、執筆活動に入る
藪野健[ヤブノケン]
1943年、名古屋市生まれ。画家、日本芸術院会員、二紀会副理事長、府中市美術館館長、早稲田大学栄誉フェロー、名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科美術史修了。マドリード、サン・フェルナンド美術学校プロフェソラードで学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
ぺんぎん
sattin