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内容説明
ある土曜日の夕方、一郎のところにとどいた「おかしなはがき」。はたして、いちばんえらいどんぐりは、だれなのか?山猫裁判長からたのまれて、一郎が思いついた判決とは?ユーモアにつつまれた、メッセージの深さに思わずしんとする…。賢治の生前に、ただ一冊出版された童話集『注文の多い料理店』の冒頭をかざった傑作。
著者等紹介
田島征三[タシマセイゾウ]
1940年、大阪府生まれ。幼少期を高知で過ごす。多摩美術大学図案科在学中に私家版『しばてん』(1971年偕成社より出版)を制作。1969年『ちからたろう』(今江祥智/文 ポプラ社)の絵でBIB金のりんご賞受賞。同年東京都日の出村に移住。畑を作り山羊を飼うといった自然の暮らしの中で画業に没頭する日々を送る。1974年『ふきまんぶく』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、『とべバッタ』(偕成社)で1988年絵本にっぽん賞・小学館絵画賞などをはじめ数々の賞を受賞。1998年、伊豆半島に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
130
まずこの表紙の絵に度肝を抜かれて、お気に入りさんの感想で読んでみることにしました。宮沢賢治の童話ですでに読んでいたのですが、この絵を見ながら読むとなんか感じが全然異なる気がします。やはり絵の持つ力というのはかなりあるというのがわかりました。文章が多いので年少者にはしんどいと思いますが大人が読んで楽しめる本でした。2015/11/22
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
98
一番偉くなくて、ばかで、めちゃくちゃで、てんでなってなくて、頭のつぶれたようなやつが一番偉いのだ……。山猫裁判長に招かれて、どんぐりの裁判に出席した少年。目を凝らせば見えるかもしれない小さな生き物たちの躍動。白昼夢に迷い込んだようなひととき。ユーモアの衣に包まれたメッセージが響きます。宮沢賢治が生前唯一出版した童話集『注文の多い料理店』の冒頭を飾った物語。ミキハウスの宮沢賢治の絵本。2006年10月初版。2015/10/20
ann
62
田島征三の強烈な絵。絵にやられた。宮沢賢治の物語の世界は子供の頃から苦手。2018/01/19
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
54
('・ω・')
糸車
29
実はこのお話を読むのは初めて。タイトルは知っていたんだけど。絵本のもつ力というのか、挿絵ってすごく大切なんだと思った。2016/10/10