出版社内容情報
世界主要 60カ国の「国の概要」「ビジネス慣行」「儀礼・生活習慣」「食文化」「宗教・人種構成」「固有の価値観」などの情報を網羅。ひとつの国の常識は得てして他の国では非常識となります。本書には国際化社会で致命的な失敗をしないためのあらゆる情報がつまっています。各国のお国事情を比較分析し、これほど簡潔に読みやすくまとめ上げた本はありません。21世紀に向けてさらなる国際化時代を迎え、日本の「常識」だけにとらわれず世界の「常識」「非常識」を心得ておくことは、非常に重要なものになってきました。ビジネスマンや海外渡航者はもちろんのこと、広く一般の方々にとっても異文化コミュニケーションのツールとして貴重な1冊となるでしょう。 (以下内容抜粋)
●イタリア・・・イタリア人は、自分の見知った人間(例え見本市で握手をしただけの相手でも)とビジネスするのを好む。イタリアに行く前に、正式にこちらを紹介してアポイントをとってくれる仲介者を確保することが大切だ。
●アメリカ・・・ビジネス交渉の進め方は、他国に比べて非常にハイテンポ。顧客との初めてのミーティングで交渉をまとめてしまうセールスマンもいる。
●イギリス・・・アメリカ人ビジネスマンは率直と言われるが、イギリス人はその上をいくと心得たほうがよい。歯に衣着せぬ言い方をされても感情を害さないこと。
●ロシア・・・交渉の途中で、少なくとも2度は怒りのあまり退出する場面がなければ、真剣な勝負とはいえない。ロシア人にとって、退出や交渉決裂の宣言は当然のこと。国連でソ連の代表団が、何度席を蹴って退出し、そのつど舞い戻ってきたことを考えてみればよい。こちらもロシア人に習って交渉には厳しい態度で臨むべきである。
●フランス・・・フランス人は商談で、こちらがまるで「お願い」しているような雰囲気に仕向けることがある。これは相手より優位な立場に立つための戦略である。
●ドイツ・・・むやみに誉めないこと。ドイツ人は誉めたり誉められたりすることに慣れていないので戸惑ってしまう。何も言わなければ全てはうまくいっているというのが彼らの受け止め方である。
●サウジアラビア・・・サウジアラビア人は、よく男同士で手をつないで歩く。相手が手を握ってきたら友好のしるしと受け取ろう。
●日本・・・「すみません」という言葉をボキャブラリーに加えておくこと。失礼なふるまいを詫びるためではなく、あくまでも礼儀正しく振舞うためだ。
感想・レビュー
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