内容説明
冷戦の終焉、アジアの急速な発展と、世界の潮流は大きく変わろうとしている。その中にあって、日本はどのような選択をすべきか。世界経済を担う日・米・欧の環の中では、「日・欧」の協調関係は弱い。この環がつながれば、21世紀世界に安定と活性が生まれる。ヨーロッパの現状を分析し、日欧関係の意義をあらためて問う。
目次
序章 日欧関係の強化が必要な時代
第1章 日・EU―新しいパートナーシップの誕生
第2章 ヨーロッパ統合の流れをみる
第3章 EUはどこまで拡大していくのか
第4章 統合の中で自国の活路を探るEU諸国
第5章 東欧・ロシアをおおう改革の嵐
第6章 政治協力から共通外交政策への転換
第7章 変質を迫られるヨーロッパの安全保障構造
第8章 アジアが求める日欧のプレゼンス