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内容説明
日本の食を支える「こうじ文化」。その発酵食の種菌を生み出す「もやし屋」こと秋田今野商店。酒・ミソ・しょうゆ・漬物・焼酎…あらゆる有用な微生物をつくり、世界に発信を続ける、人と会社の物語!
目次
序章 もやし屋とは
第1章 麹菌の話
第2章 今野商店発足
第3章 清治と父・憲三郎―今野英一氏の話
第4章 今野憲三郎と憲二―今野憲二氏の話
第5章 今野宏の時代
第6章 麹菌の新しい試み―美味しい酒のために
第7章 広がる未来菌
最終章 取材ノートから
著者等紹介
塩野米松[シオノヨネマツ]
1947年(昭和22年)、秋田県角館町(現仙北市)に生まれる。東京理科大学理学部応用化学科卒業。作家。一年の三分の一ほどを取材旅行で過ごす。最近は故郷角館に仕事場を置き、半分はここで執筆。芥川賞候補4回、職人から漁師、登山家まで、聞き書きを中心に執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
osprey4691
3
日本古来の醸造の基礎となる麹を作るための元となる種麹を作る会社がもやし屋。そのもやし屋は全国でも十数社しかなく、大手はここ含めて3社しかないうちの一社「今野もやし」100年の物語を現社長、先代社長などのインタビューからまとめた本。科学的な分析手法を導入した製麴革命が醸造品質の安定と大量供給に発展し今の日本の醸造文化を支え、近年の吟醸酒ブームや焼酎ブームももやし屋の種麹づくりが大きく係わっているとか、なかなか興味深く面白い内容だった2013/12/14
quaint1719
0
灰を使って分けるところと、麹をブレンドするところがハイライト。2015/08/01
ハパナ
0
もやし業という業種が有る事を初めて知り、興味深い内容でした。 ただ、同じ内容のループが随所に見え、企業広告のために無理やり所定ページの書籍を作ったように思えます。2014/04/24
Humbaba
0
たった一つのものから成り立っているものというのは、思ったほど多くはない。ほとんどのものは、様々な品が結びついて一つのものを形作っている。そのため、その中の一つだけが以前と同じだったからと言って、結果的に生み出されるものが同じであるという保証はどこにもない。それでも、同じものをつくるという技術は必要なものであることは間違いない。2014/03/14