文芸の美と真―ファンタジー・条件・縁起

文芸の美と真―ファンタジー・条件・縁起

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784895283403
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C0337

内容説明

第七巻では、西郷文芸学における「美」の定義「異質な矛盾するものを止揚・統合する弁証法的な構造の認識・体験、表現・創造」に基づき、多様な美の有り様(ユーモア・諷刺・ペーソス…など)を取り上げ解明しました。

目次

1 美論(美とは何か;ユーモア―“内の目”と“外の目”;諷刺・皮肉;ペーソス;ファンタジー;ことばの意味とリズム)
2 条件(条件的な見方・考え方とは;題材のもつ条件;主体と状況;縁起;ファンタジー成立の条件)

著者等紹介

西郷竹彦[サイゴウタケヒコ]
文芸学者。1920年、鹿児島県に生まれる。幼少時に両親を失う。物理学者・文学者の寺田寅彦(冬彦)に私淑する。東京大学応用物理学科に学ぶ。敗戦後ソビエトに入国し、モスクワ東洋大学日本学部で日本文化論を講義、同時に文芸・演劇・教育の研究をつづける。帰国後木下順二らの「民話の会」に参加する。日本文化、伝統と創造の問題に取り組み、教育現場の実践とむすびつけながら、文芸学と文芸教育の理論と方法の体系化をめざす。文芸教育研究協議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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