ハルキ・ホラー文庫
少女残酷物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784894568341
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

老朽ビルの一室にあるテレビに映し出されたのは、“血だらけの平台の上で断裁される女たち”だった―。その残虐シーンを観てしまった美沙が、現実と幻想の境界を漂う「オーバーヒート」。暗闇の中、車を走らせるなつみを襲ってきたのは―なつみたちだった。そこから先の地獄絵図を素描した「入れかわり立ちかわり」など、書き下ろし八篇をふくむ、全二十篇を収録した恐怖と幻想の傑作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

棕櫚木庵

19
小篇20篇を収める短篇集.あらぬ誤解を招きそうな表題だけど,最初の2篇を読んでみたら,やっぱり,あらぬ誤解を招きそうな内容(^^;).性的描写はともかくも“スプラッター”的な描写がきつい.この本は廃棄しようと思い,念のため,中ほどを読んでみたら,どぎつさが弱まっていて面白く読めた.最初に戻ってみたが,そのあたりはやっぱりムリ.だが,残虐描写と大仰な言い回しを除けば(いや,そのために?)意外と軽い感じ.そういえば,こんな感じフランスの怪談が時々あるなぁ.残酷で軽妙・・・.破棄処分はしばし保留(^^;).→2021/06/12

skellig@topsy-turvy

3
スプラッタ描写もあるけど、ほとんどは少しエロチックで幻想味のある怪奇掌編という感じ。最後の「一角獣の聖女」は少し長く、ファム・ファタール的おんなが線の細い美青年を連れていってしまう話。山下陽子さんの挿絵と表紙が素敵。2013/02/23

飛鳥なつめ

1
ホラー要素を期待したが、幻想怪奇といった方が正しいのかな…。不思議な世界観で、怖くはなかった。残酷と一口に言っても様々で、ストレートにグロテスクな残酷さや、狂気に至る心理の残酷さ。あまり深く考えずに読むのがよいかもしれない。2016/03/18

IKUNO

1
短編集。前半は文章がひどいし、後半はオチがいきなりでマンネリだしで正直つまらない。「一角獣の聖女」だけはまだましな方。2013/08/24

朝日子。

1
なんともいえない感じ。ホラーというよりもサイコサスペンス的な感じなのかな?私的にはそんなに好みではなかった。2011/08/24

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