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ハルキ文庫
啄木を読む―思想への望郷・文学篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784894566798
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

青森出身の著者が、岩手出身の先達・石川啄木の歌業について、「時代の青春を代表させることができた歌人」と称賛しながらも、そのダイアローグの不在を卓越した視点で論じた表題作ほか、「太宰を読む」「鏡花を読む」「江戸を読む」―など、日本文学史を撃つ寺山修司のゲリラ的新編集文学論                   (解説・小林恭二)

内容説明

青森出身の著者が、岩手出身の先達・石川啄木の歌業について、「時代の青春を代表させることができた歌人」と称賛しながらも、そのダイアローグの不在を卓越した視点で論じた表題作ほか、「太宰を読む」「鏡花を読む」「江戸を読む」―など、日本文学史を撃つ寺山修司のゲリラ的新編集文学論。

目次

啄木を読む
太宰・中也を読む
鏡花を読む
乱歩・織田作之助・夢野久作を読む
江戸を読む

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

19
寺山修司が影響を受けた作家の虚実皮膜の作家論エッセイ。石川啄木だと棄てられた芸者視点でみるとか太宰の駄目作家ぶり。そんな中で夢野久作の啄木の三行詩を真似た短歌〈狂歌〉『猟奇歌』が面白い。啄木→夢野久作→寺山修司のラインが伺える。あと泉鏡花の好みとか。井原西鶴『好色五人女』からは「夜桜お七」の元になった「八百屋お七」。彼女を学生運動のさなかに登場させるエッセイ。滝沢馬琴『南総八犬伝』とかも興味深い。https://note.com/aoyadokari/n/n1f5ff3f94f7a2023/02/01

しーふぉ

3
『ポケットに名言を』を読んで以来、寺山修司の本を手に取るようになりました。石川啄木、太宰治、中原中也、泉鏡花などなどが取り上げられています。歩けメロスが面白かった。王様の暗殺未遂を起こしながら、妹の結婚式のために、一時的に釈放しろとか・・確かにメチャクチャだよ太宰さん‼2013/05/06

へたれのけい

0
啄木を読者の「同級生」や「会社の同僚」みたいな身近な人間にしてしまう本です。寺山さん、初読み。2014/05/04

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