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母が娘に語る人生のレシピ

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894561953
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

出版社内容情報

母親シンシアは料理が大好きで、著者は幼いころ、いつもキッチンに入り浸っては、母にまとわりついていた。そして人生について学ぶ場所もキッチンだった。十二歳で初潮を迎え、慌てふためく著者に、母が風変わりな説明をしてくれたのもキッチン。家族同様の母の友人たちが出入りし、さまざまなエピソードを語ってくれたのもキッチン。料理と食べることの楽しさを知ったのもキッチン。しかし、いつもキッチンにいるはずの母は癌になってしまう。子供から急速に大人へと成長していく思春期。母の死。一人のキッチン。しかし、やがて一人だったキッチンに、夫が増え、子供ができ、いつしか若者は、キッチンで娘に語りかける年齢になっていく。

内容説明

大切なことは、みんなキッチンで教わった。そこには、いつも母がいた。おいしい匂いと、愉快な友だち、そして静かな悲しみとともに。二児の子育て真っ最中の著者が、失われつつあるキッチンの温もりを綴った自伝的エッセイ。思い出の特製料理レシピ付き。

目次

1章 母がいたキッチン
2章 ひとりぼっちのキッチン
3章 センタのシロップ漬け洋ナシ
4章 ふたりのキッチン
5章 アイダのキッチンでおしゃべり
6章 やたら大勢のキッチン
7章 料理の嫌いなローラ
8章 ようこそ私のキッチンへ

著者等紹介

セットン,ノーラ[Seton,Nora]
精神分析医の父と、小説家の母をもち、マサチューセッツ州ノーサンプトンで一男四女の末っ子として生まれる。ハーバード大学で古典文学と芸術史を学んだあと、テキサス大学で農業経済学の理学修士をとる。畜産、農業業界で働いたあと、『The Road to My Farm』で作家としてデビューし、高い評価を得る。数年間、スイスで過ごしたのち、現在は、コネティカット州ダリエンで、夫とふたりの子どもと一緒に暮らしている

東郷えりか[トウゴウエリカ]
千葉県船橋市生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。約11年間、旅行会社に勤務したのち、翻訳グループ牧人舎に参加。書籍や百科事典などの翻訳に携わる
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感想・レビュー

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バーベナ

1
著者の母親は小説家。早くに亡くなっているけれど、思想は娘に引き継がれていく。住む場所を変えても、やはりキッチンには母の面影が色濃く漂う。一人の女性の独白を聞いているような、お腹がいっぱいになるお話。2014/01/17

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