日中通貨戦史―旧植民地通貨金融研究

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日中通貨戦史―旧植民地通貨金融研究

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894519008
  • NDC分類 337.21
  • Cコード C3033

内容説明

マネタリストとウェーバリアンの二本足で立つ著者の二十代の時点での研究。第一部には論文を集め、第二部には、資料紹介、書評、聴き書、研究動向などを集めた。

目次

第1部 論稿(「満州」通貨工作と日本的一体化論―昭和初期日本支配層における植民経済観の特質;日満通貨統制と金銀二重経済;戦時円系通貨と地域経済―戦時下中部中国における円通貨圏構想とその実態的メカニズム;上海悪性インフレと物資流通―日中戦争期の軍票・諸備券インフレの分析;鉄鋼増産計画と企業金融―産業開発五ヶ年計画期の昭和製鋼所)
第2部 雑記(日本支配層における植民政策観の分析;旧植民地通貨金融工作史聴き書―語り手・吉田金雄/聞き手・大竹慎一;研究動向 70年代における日本植民地金融史研究―その水準と展望;資料紹介 戦時下における日「満」鉄鋼業資料;資料 旧満州戦時金融資料―水津利輔氏旧蔵資料より;書評 小島仁著『日本の金本位制時代(1897~1917)』―円の対外関係を中心とする考察)