感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
47
ぶたぶたさんの影響か、思わず手に取っていた。誰かに憧れて、「あの人(みたい)になりたい！」と思うことは、よくあること。だけど、自分は自分でしかないと思うんだよね、結局のところ。でも、この絵本の結末は・・・。最後の問い掛け、解釈は読者に委ねるといったところか。その人にはなれなくても、素敵な人のことを想ったり、どうやったらそんな風になれるのか考えたりすることは、決して悪いことじゃないと思うのよね。2016/07/05
梅ちゃん
21
えっ！えっ！えっ！この表紙からきっと癒されると思ってたのに。現在の私の心の持ちようが良くないのでちょっとこたえました。生まれて幾日か目、ピイは一人でお出かけに。 出会った子犬に「ハダカで歩いたらぁ」とわらわれます。ピイは自分の見た目が気になり…。池のふちで中を覗き込むピイ。それだけはやめてと思ったのに。この絵本は読む人によって見方が変わるのかな？2021/08/18
小夜風
20
【図書館】国松エリカさんの可愛らしい絵を見て楽しいお話かと思ったら、何だか悲しいお話でした。自分の外見を笑われて自信を無くし、引き込もって太ったり、変なものを食べて病的に痩せたり…そして最後には…。ピイの最後を死と捉えるか変身と捉えるか、どちらにしろ白ぶたであることをやめてしまったのだから、児童書なのにとことん自己否定のお話でちょっとビックリしました。子どもには読ませたくないな～。2015/05/15
那由多
15
最後、「ええーー！」なんですけど。そんな終わり方でいいんですか？子どもはショックを受けないんでしょうか？憧れが叶ったから、ピィにとっては良い結末だったのかしら？可愛い表紙を裏切る内容。2021/08/05
遠い日
9
自分の姿を「ハダカ」と笑われた、子ブタのピイ。自信が持てず、引きこもる日々。太ったり痩せたり、どちらにせよ周りのみんなに笑われ、バカにされ……。「ハダカ」みたいな体のどこがイヤだったのか。周りのブタもみんな同じなのに、ピイにはもう見えなくなってしまうのだ。そして、最後に抱いた憧れのもと、ピイはピイであるために、変身を遂げた。それが、唯一自分であるための選択であったのだとしたら、誰にもそのことを「否」ということはできないのではないか。2014/10/06
