内容説明
21世紀における社会教育・生涯学習の在り方を展望するため、各地域で展開されている社会教育実践を学習の構造化という視点から捉え直し、地域創造教育の位置づけをしてその意義を具体的に明らかにした最新書。
目次
第1章 不定型教育としての地域創造教育―原論(社会教育=不定型教育論の課題;教育三類型と社会教育基本形態;日本の社会教育と不定型教育 ほか)
第2章 現代的貧困と学習内容の構造―本質論(学習内容論の課題;現代的貧困=自己疎外の構造;現代学習内容の構造 ほか)
第3章 「学習の構造化」と地域創造教育―実践論(社会教育実践論の成立;公民館実践と「学習の構造化」;現代社会教育実践の理解 ほか)
第4章 地域生涯学習の構造化―計画論(計画化の論理;「学習の構造化」と計画づくり実践;地域づくりの学習的編成 ほか)
著者等紹介
鈴木敏正[スズキトシマサ]
1947年静岡県に生まれる。1978年京都大学大学院博士課程修了(農学博士)。1993年博士(教育学、北海道大学)。1994年英国アルスター大学客員研究員。現在北海道大学大学院教育学研究科教授。主な著書に『自己教育の論理』(筑波書房、1992年)『地域生涯学習の計画化(上)(下)』(筑波書房、1992年、共編著)『平和への地域づくり教育』(筑波書房、1995年)『学校型教育を超えて』(北樹出版、1997年)『地域づくり教育の誕生』(北海道大学図書刊行会、1998年)『講座 主体形成の社会教育学』全4巻(北樹出版、1997~8年、編集代表)『エンパワーメントの教育学』(北樹出版、1999年)『主体形成の教育学』(御茶の水書房、2000年)『「地域をつくる学び」への道』(北樹出版、2000年)
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