内容説明
夫「暴殺」の通説を崩す。北海道開拓長官黒田清隆の夫人・清(せい)の死は、夫による酔余の〓斬殺〓―というのが歴史上の説である。しかし、確証は何もない。果たして真実はどうだったのか。一郷土史家がか細い糸をたぐり、その核心に迫る。
目次
第1章 出発
第2章 不幸な家庭
第3章 黒田夫人の死
第4章 福沢諭吉の立場
第5章 団団珍聞
第6章 臨時閣議
第7章 大久保遭難
第8章 不運は続く
第9章 首相の座
第10章 百子に幸あれ
第11章 虚像づくり
第12章 あざむき
第13章 後に残るもの
第14章 結びの対話