内容説明
中年の会社役員Ｎ氏がある病院で「人間ドック」の検査を受けた。Ｎ氏はふだんから自分の健康には人一倍注意を払い、「人間ドック」で毎年１回必ずチェックしていた。ところが、それから３日後Ｎ氏は「心筋梗塞」で亡くなった。５１歳の若さであった。哀しみの葬儀が終わり、ようやく遺族たちが落ちついた頃、１通の手紙が届いた。「人間ドック」を受けた病院からの「検査成績書」であった。そしてその中に「異常ナシ」という通知が入っていた。「人間ドック」とは何だろう。「検査」でいったい何がわかるのか。医学界の「常識」にあえて斬り込んだ著者、会心の作。
目次
第１章 これだけは知っておきたい定期検診・人間ドックの基礎知識
第２章 人間ドック検査表の読み方
第３章 人間ドックで「わかる病気」「わからない病気」
第４章 問診集「医者はどうやって病気を見つけたか」
第５章 人間ドックで医者に告げるべき絶対病気の１０大サイン
第６章 これから「検査」を受けてみようと思う人のためのペーパー人間ドック
