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羊に名前をつけてしまった少年

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784893095145
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

内容説明

命とは?食べるとは?生きるとは?北海道・遠別農業高校の現役教師が描く北の大地に生きる少年の物語。

著者等紹介

樋口かおり[ヒグチカオリ]
1976年、石川県金沢市生まれ。生後まもなく北海道芦別市に移り、高校卒業まで過ごす。2001年、北海道教育大学大学院国語教育専修課程修了後、北海道遠別農業高等学校に国語教師として赴任。現役の卓球プレーヤーでもある経験を活かし、新たに卓球部を設立、全道大会出場常連校にまで育てあげた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッキ@道央民

35
道北の農業高校に通う主人公のエイジ。畜産実習で飼われている羊の出産に立ち会う。その日産まれた三頭の子羊の中で、一番最後に産まれた子羊は人口哺乳で飼う事に。NO.8と耳に刻印された子羊、いずれは出荷されてしまうと理解しながらも、並々ならぬ愛情を注いで触れあい、ついに名前までつけてしまう。家畜とペットは違うとはわかっていても、特に思春期の高校生、肥育、屠殺されて食肉に加工されるって辛い事だとは思う。命をいただいて生きる事を改めて認識させてくれる作品だと思います。2015/02/28

そのぼん

15
農学校で勉強している少年の成長物語といった感じでした。青春ものっぽい雰囲気もあり、羊の飼育をしている様子もきめ細かに描かれていて、興味深かったです。2012/07/15

魚京童!

11
しょうがない。食べるんだから。そのために飼ってる。でもアローハンと羊に書いてある、かみさまに捧げるために食べないという扱いをするという解決策はかっこいいとおもう。みんな名前をつけて、食べれなかったんだ。だから、かみさまに捧げることにした。積極的にかみを肯定して、活かしていく。最悪食べればいい。でもそれまではかみさまのものだからって言える。そういうの大事だと思う。2019/05/12

spatz

4
道北の農業高校に通う主人公。学校でうまれた羊、3頭生まれたうちの一頭は発育が悪く、人の手で初乳を与えることに。それからのその羊、No8、とのふれあいの日々。そして、試練。家畜、の意味。屠殺の現実。よくいわれることで、すぐ忘れてしまうこと。日々肉をいただいている我々。それを飼育すること、て、かかわり方が知らないひとにははかりしれないものがあるのだろうなあ。2014/11/23

おはなし会 芽ぶっく 

3
平成24年度北海道指定図書 中学校 2012度北海道冬休み推せん図書 中学生2019/08/01

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