内容説明
道路はずたずた、陸の孤島となった村は、自衛隊のヘリコプターで全員の避難が緊急決定。でも、ペットを連れてはダメとの指示が…。すぐに戻って来られると思ったが、いつまでも続く余震に、避難指示は解除されず、飼い主たちが村に入ることは、かなわなかった。新潟県庁の生活衛生課や動物保護管理センターの職員たちは、取り残されたペットたちのために村に向かい、困難な状況の中で、救援活動を始めた。小学校中学年以上向き。
目次
震度七の巨大地震
「全村非難」の山古志村
置き去りにされた動物たち
飼い主たちの悲しみ
動物たちを救え
チボとハルはどこへ
ふるさとの姿を見つめて
動物たちの居場所
保護されたハル
家の裏にたたずむチボ
仮設住宅での暮らし
ハルを村に帰そう
一年十カ月ぶりの帰宅
被災動物が教えてくれたこと
著者等紹介
池田まき子[イケダマキコ]
1958年秋田県生まれ。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、首都キャンベラ市に在住。フリーランス・ライター。訳書に「すすにまみれた思い出・家族の絆をもとめて」(金の星社/産経児童出版文化賞推薦)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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