精神保健学

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精神保健学

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  • サイズ A4判/ページ数 240p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784892693021
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 解剖学を初めて学ぶ医学生のために,必須の基本知識をまとめた新しいテキストブックである.混乱を招きがちで不必要な用語の羅列や無駄な記述は一切省き,しかも基本的な事柄は重点的に解説し,著者自身の模式図を多数配して本当の意味でのminimum requirementを平明に記している.知識の整理,記憶など自習書として,また実習の手引きとして最適の新しいスタイルの教科書である. はじめに  昭和42年,3年の話であるが,解剖学を学び始めた時の教科書は,3分冊の分担解剖学か,日本人体解剖学〈金子丑之助著〉を使う学生がほとんどだった.教科書の種類は少なく,選択の幅は狭かった.解剖学を教える立場になってから改めて読み直してみて,解剖学の教科書としてこれらの本のレベルはいずれも極めて高いと再認識した.しかし学生時代にそのどこまで読み込めていたかはなはだ心許ないというのが本音である.10年ほど前,イギリスの医科大学で研究する機会を得た.大学の図書館や専門の書店で解剖学関係の本を探すと,Gray's Anatomyのような伝統的な大冊の教科書に混じって,コンパクトでしかも個性豊かな参考書がたくさん並んでいた.学生が解剖学に興味を覚えるようにつくられた教科書が多数あって,選択肢の広さが羨ましかった.例えば,Ellis H.のClinical Anatomyはそのなかの優れた一冊である.日本でも今では教科書の種類が増え,選択の範囲が以前より広まったように思う.しかし,解剖学の授業が低学年化し,短縮化する最近の急激な変化の中で,解剖学をはじめて学ぶ学生のための参考書類の環境は整っているとはいえない.先生の推薦する分厚い教科書を前に,解剖学をどうやって勉強したらいいか,実習をどうしようか溜息をついている(二十数年前の私の様な)医学生が少なくないと思う.自学自習用の参考書兼ワークブックとしてこのテキストを書いた.  本書をまとめるに当たり,模型図の仕上げを川崎医科大学解剖学第二教室技術士の須田満寿美さんに手伝っていただいた.校正は岩月宏彦博士と技術士の板野ちか子さんにも協力いただいた.多大の援助に深く謝意を表したい.また,この本のため倉敷まで数度足を運ばれた中外医学社企画部の小川孝志氏,ならびに編集部の久保田恭史氏に深く感謝する.1995年3月 著者    《目次》 目次 1.人体解剖学・組織学の基礎知識 1.1細胞の基礎知識 1 1.1.1膜性細胞小器官の種類と特徴 2 1.1.2非膜性細胞小器官 2 1.24種類の組織 2 1.2.1上皮組織 4 1.2.2支持組織 4 1.2.3筋組織 4 1.2.4神経組織 6 1.3器官と器官系 6 2.骨と関節 2.1器官としての骨 8 2.2骨の連結と関節 8 2.2.1骨連結の種類 8 2.2.2関節の構造 10 2.2.3靱帯 10 2.3脊柱 10 2.3.1椎骨の基本構造 12 2.3.2椎骨の連結と脊柱の弯曲 12 2.3.3特殊な連結をする椎骨 14 2.4胸郭 16 2.4.1肋骨の特徴 16 2.4.2胸骨 18 2.4.3胸椎,肋骨と胸骨の連結 18 2.4.4胸郭の形態 20 2.5上肢 22 2.5.1上肢帯の骨と連結 22 2.5.2自由上肢 24 2.6下肢 30 2.6.1下肢帯 30 2.6.2自由下肢 32 2.7頭蓋 38 2.7.1頭蓋の構成 38 2.7.2脳頭蓋 40 2.7.3顔面頭蓋と内部構造 44 2.7.4下顎骨と舌骨 46 2.7.5特殊感覚器官と頭蓋骨 48 2.8体表の区分と骨格系 48 3.筋と関節運動 3.1筋と腱と関節運動 50 3.1.1筋の起始と停止 50 3.1.2腱の種類と筋 50 3.1.3筋と腱の構造 50 3.1.4関節運動の方向 52 3.1.5運動神経 52 3.2頭部の筋 52 3.2.1表情筋 52 3.2.2顎関節の運動にかかわる筋 54 3.3頸部の筋と背筋 54 3.3.1頸部浅層筋 頸部腹側 54 3.3.2頸部深層筋 頸部腹側 56 3.3.3頸部の筋間隙 56 3.3.4頭蓋と頸椎を結ぶ筋 頸部背側 57 3.3.5背筋〈固有背筋 脊柱の後屈〉 57 3.4上肢の筋 57 3.4.1上肢を体幹を結ぶ筋 58 3.4.2肩関節の運動にかかわる筋 58 3.4.3肘関節の運動にかかわる筋 60 3.4.4橈骨手根関節の運動にかかわる筋 60 3.4.5手の筋〈3筋群〉 62 3.5下肢の筋 62 3.5.1股関節の運動にかかわる筋 62 3.5.2膝関節の運動にかかわる筋 64 3.5.3距腿関節の運動にかかわる筋 66 3.5.4足の筋 68 3.6体腔壁を支持・補強する筋 68 3.6.1胸壁と腹壁の筋 68 3.6.2横隔膜 70 3.6.3骨盤腔と会陰の筋 72 4.循環器系 心臓と脈管 4.1基礎知識 76 4.1.1血液の循環経路 76 4.1.2リンパの循環経路 76 4.1.3血球 78 4.1.4心房・心室と血管との接続 79 4.1.5心臓壁・血管壁の基本構造 79 4.2心臓 80 4.2.1心臓壁の構造 80 4.2.2心臓の胸郭内位置 82 4.2.3心臓と血管の連結 84 4.2.4心臓表面の溝と内部構造 84 4.2.5右心系〈右心房と右心室〉 86 4.2.6左心系〈左心房と左心室〉 90 4.2.7線維輪と心房・心室中隔 90 4.2.8心臓の血管系〈冠状血管〉 92 4.2.9特殊心筋と心臓への神経 94 4.3血管系 96 4.3.1動脈,毛細血管,静脈の構造 96 4.3.2主要な動脈 96 4.3.3静脈系 102 4.4リンパ系 104 4.4.1体幹のリンパ管系 104 4.4.2リンパ組織 106 5.消化器系 5.1消化器系の構成 108 5.1.1消化管の経路 108 5.1.2消化管の基本構造 108 5.1.3付属腺 110 5.2口腔 112 5.2.1歯 112 5.2.2舌と口腔底 114 5.5.3軟口蓋と口峡の筋 116 5.2.4唾液腺 116 5.3咽頭 118 5.3.1鼻部 118 5.3.2口部と喉頭部 120 5.3.3咽頭の筋 120 5.3.4咽頭の外膜 120 5.4食道 120 5.4.1食道の走行 120 5.4.2走行と生理的狭窄部位 121 5.4.3食道壁の構造 121 5.4.4血管の分布 121 5.5胃 122 5.5.1部位の名称 122 5.5.2隣接臓器との関連 122 5.5.3胃の血管と神経 124 5.5.4胃粘膜と胃腺 124 5.6小腸と膵臓・肝臓 126 5.6.1小腸の構成と基本構造 126 5.6.2十二指腸 128 5.6.3空腸と回腸 128 5.6.4膵臓 130 5.6.5肝臓と胆道系 132 5.7大腸 138 5.7.1大腸の構成 138 5.7.2大腸と小腸との違い 138 5.7.3大腸と腸間膜 140 5.7.4盲腸と虫垂 140 5.7.5直腸 141 5.7.6肛門管 141 6.呼吸器系 6.1気道の経路 144 6.2鼻腔 144 6.3喉頭 146 6.4気管・気管支 146 6.5胸腔と肺 148 6.5.1胸膜 148 6.5.2肺 148 6.6軌道と肺の組織構造 151 6.7軌道と肺の血管 152 6.7.1肺・気管の栄養血管 152 6.7.2肺動脈・肺静脈 152 7.腎・尿路と生殖器 7.1泌尿器と生殖器 154 7.2腎臓と尿路 154 7.2.1泌尿器と隣接器官 154 7.2.2腎尿路の血管 156 7.2.3腎臓 156 7.2.4腎盂と尿管 158 7.2.5膀胱 160 7.2.6尿道 160 7.3生殖器系 162 7.3.1男性生殖器 162 7.3.2女性生殖器 166 8.内分泌器官 8.1内分泌とは? 171 8.1.1内分泌と外分泌 171 8.1.2神経内分泌 171 8.1.3内分泌腺の由来 172 8.1.4内分泌腺の形態 172 8.2甲状腺と上皮小体 172 8.2.1甲状腺 172 8.2.2上皮小体 174 8.3副腎 174 8.4下垂体 174 9.中枢・末梢神経と感覚器 9.1中枢神経と末梢神経 178 9.1.1神経系の分類 178 9.1.2中枢神経を覆う膜構造 180 9.2脳と脳神経 180 9.2.1脳と脳室 180 9.2.2大脳 182 9.2.3間脳 184 9.2.4中脳 186 9.2.5小脳 188 9.2.6橋 188 9.2.7延髄 192 9.3脊髄と脊髄神経 193 9.3.1脊髄の外観 193 9.3.2脊髄の内部構造 193 9.3.3脊髄神経 194 9.4自律神経系 196 9.4.1交感神経系 198 9.4.2副交感神経 198 9.5感覚器 198 9.5.1視覚器 200 9.5.2平衡感覚・聴覚器 204 9.5.3皮膚と筋の感覚装置 206 索引 211

内容説明

本書では「精神保険福祉士」のために必要と思われる「精神保健学」について広範に述べられている。

目次

第1章 精神保健についての基本知識
第2章 ライフサイクルにおける精神保健
第3章 精神保健における個別課題への取組み
第4章 精神保健活動の実際
第5章 地域保健と精神保健
第6章 世界の精神保健