内容説明
痛快!!時代活劇絵本の決定版。風のふくまま気のむくまま風来坊は今日も行く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆうpanda
32
〈読み聞かせボランティア・対象5年生〉木彫りの風来坊の異名を持つお坊さん。シリーズものですが、この本が一番スーパーマンぶりが発揮されていて面白いと思います。何しろ走りながらなたを一振り、木を切り倒してしまうのですから。中でも好きなページが見開きに4コマで走るお坊さんの姿が描かれているところ。漫画の手法。自分で読むのには楽しいけれど、読み聞かせでスピード感を表現するのが課題です。最後にもうひとつ大技が炸裂します。子供達から見事「有り得ねー」を頂くことができますでしょうか?おれは天下の風来坊…小気味良いお話。2015/08/30
ひー
22
寺を持たず山へ村へと独り修行旅のお坊さん。姫を逃がすために忍者たちをくいとめようとする侍に出会い、手助けする。木彫りの腕前発揮。命をかけた活躍。機転で借りた二人の着物を返却する律儀さ。風来坊絵本4作め。1996年。頼りになる男とは彼のこと。2017/09/30
Lesen
18
木彫りの風来坊というお坊さん。道を歩いていると、忍者に追われている侍と姫の二人連れに出会い助ける事に。忍者からの逃亡はスピード感ありますね。このお坊さんの鉈さばきはすごいですね。そして、最後はすっかり騙されてました。痛快なお話でした。2015/10/02
紅花
10
読者一同、最後まで騙されてた!風来坊の早業すごすぎ〜〜って息子目をまるくしていた。2015/03/27
joyjoy
7
絵の迫力。見上げたり、見下ろしたりの構図が面白い。川の流れ、倒れる木、振り回される鉈など、動きを感じさせたり、風来坊が追われて走る場面の、だんだんスピードが落ちていく感じもお見事。危機一髪、効果抜群、悪戦苦闘、戦意喪失、敗北宣言…四字熟語も危機一髪感盛り上げに一役買っているかも。2023/11/26