内容説明
タッチパネル、キーボード、音声入力…「書き文字」をとりまく環境が激変した平成時代に、伝統を継承し新たな表現を生み出す書家たちがいる。本書は作品カラー図版約600点・書家約500名を掲載、“書壇”“ユネスコ無形文化遺産”“大型展覧会”“教育”“出土文物”といった重要キーワードに評論から迫り、絶えることのない書の胎動を全面的に記録する。
目次
評論1(「平成の書」の展望;平成の書―造形主義から浪漫主義への流れを俯瞰する;平成における書の特別展―東京国立博物館での特別展を中心に)
図版(名作選1 豊穣なる源流―昭和からの伝統と継承;名作選2 平成書道史、30年の展開―百花繚乱、多彩な表現の開花)
評論2(今日の書をめぐって;転換期の期待;井茂圭洞氏に聞く 書道の未来のために―平成から令和への橋渡し;「日本の書道文化」ユネスコ無形文化遺産登録への道;平成の書道教育―義務教育における毛筆書写教育の展開を中心に)
資料