内容説明
時流におもねらず、醒めた眼で言うべきことを言う。醒眼危言。戦略のない「状況主義」では、もはや勝ち目はない。漂流する日本の行くべき道を示唆する警世の書。
目次
第1章 「天命」を忘れた日本人(「天命論」は何処へ行った?;現代人をハッとさせる「荘子」の面白さ ほか)
第2章 さらば状況主義国家(エリートの本領が試される時;想定案なき状況主義の失敗 ほか)
第3章 日本の漂流を止めるもの(ポスト忠節心世代の扱い方;上手なエンジニアリングとは ほか)
第4章 個々の「面目」こそ国の品格(なぜエリートが破廉恥になったのか?;「リセット人間」の危うさ ほか)
第5章 目指せ「第三の道」(日本を拘束する三つの枷;欧米型を超える「第三の道」 ほか)