目次
第1章 「家」編(タイルの家;続タイルの家;サイケの家;アワビの家;超薄型医院;ノコギリ館;ハリガミ館;顔の家)
第2章 「出入口・階段・ベランダ・塀」編(小さな出入口;高所玄関;高所ドア;屈折階段;チョン切れ階段;出前階段;デザイン階段;純粋非常階段 ほか)
第2.5章 「マネキン」編
第3章 「交通・路上」編(横断車道;首の曲がりるトンネル;四角い青信号;愛のある歩道橋;通れない歩道;三本束になった反射鏡;駐車禁;路上コインロッカー;マンホール銀座;セメントのソフトクリーム)
第3.5章 「面白看板」編
第4章 「植物」編(垂れる木;はさむ木・はさまれる木;缶のなる木)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
43
3月でTVの「タモリ俱楽部」が終わると聞いて、この本を思い出して急ぎ再読。路上観察もやはり「昭和」のサブカルチャーであって、21世紀も1/4が過ぎようとしている今では、どんどん忘れられていくのだろう。巻頭カラーに出てくる電話が赤・青・緑・黄という色なのが、すでに遠い過去であることを物語る。それ以前に公衆電話自体、もうめったに見かけない。トマソンもそうだが、これは世間のすきま、遊び心なんだと思う。「トワイライトゾーン」とは、よくぞやってくれた級の命名。サブカルチャーを楽しめるゆるさをどこかに残しておきたい。2023/02/28
へくとぱすかる
29
発行が1989年4月1日。これは何と消費税施行の当日でした。もう伝説となった名物コーナーをまとめた本ですが、明らかにトマソンに始まる、路上観察ブームによるものでしょう。ここに紹介された物件の多くがおそらくは現存しないと思われるので、路上の定点観測の意味でも重要な資料となるでしょう。東京の「昭和」を語る物件とテレビの記録です。2014/05/31
姉勤
26
1989年初版。当時流行った、いわゆる番組起こしの企画本。現在まで続く流浪の番組のワンコーナー。センシブルな住人にカスタマイズされた住宅、キッチュなオブジェ、トマソン、オモシロ看板、奇異な植物...etc 路上考現学モドキな考察と共に笑いつつ流し読みできる、いや、それこそが目的のしょうもない本。それはそれとして、写真のピントに含まれてない車や町並み、衣類、インフラに失われた「当時」が残っている。2013/10/17
山口透析鉄
13
タモリ倶楽部のミニコーナー「東京トワイライトゾーン」をまとめた本で、当時のタモリ倶楽部はまだほとんど見ていませんでしたが、いわゆるトマソン物件の本は読んでいたので、後々になって古書を購入して読みました。 無用階段(純粋階段)の類、好きですね。YouTubeを検索すると、当時の動画をUPされている方もいますね。 この本、当時は海外暮らしをしていた妹家族にあげてしまったのがちょっと残念ですね。また買うほどの本でもありませんしね^_^;; 妙な家とかも好きでしたよ。2007/11/17
kokada_jnet
4
トマソンの二番煎じだけれどね。