内容説明
歴史は〈高次の世界から地上に働きかける存在〉を前提としてのみ、また輪廻転生は〈人間を、霊的世界との関連の下に把握する〉ことによってのみ十分に理解しうる、とする著者が、ギルガメッシュとエンキドゥ、ヒュパティア、ジャンヌ・ダルク、背教者ユリアヌス、コペルニクス、オーバーリン、カント等の輪廻転生とカルマを極めて具体的に説き明かすとともに、この、世界史の背後に存在する霊的な力の解明に挑んだ、驚くべき発見に満ちたスリリングな連続講演集。
目次
ギルガメッシュ神話とアレキサンダー大王
オルフェウス教密儀とヒュパティア
ジャンヌ・ダルク
古い魂と若い魂
輪廻転生と霊的存在の働きかけ
ギリシアの密儀と悲劇
天の尺度と人間の尺度
背教者ユリアヌスとティコ・ブラーエ
アトランティス大陸の崩壊と西暦1250年
ニコラウス・クザーヌスとコペルニクス
オーバーリン
禁欲主義と快楽主義
エリヤ‐ヨハネ‐ラファエロ‐ノヴァーリス