内容説明
最近子どもの心の問題については、広く興味が持たれているのは事実です。不登校、子ども虐待、自閉症障害、注意欠陥/多動性障害、切れやすい子、さらには集団的な逸脱行動や少年犯罪、17歳の問題などさまざまです。小児の精神神経の問題に関しては、医師を対象とした教科書は最近いくらか出版されているものの、教育関係で、しかも医学的な内容を含めた本はほとんど見あたりません。そこで、今までの大学病院の小児科外来での経験を基にそれを本書にまとめました。授業の参考図書にとどまらず、実際に学校や保育の現場で小児に接する職種の方々にも読んでいただける内容となるように努めました。
目次
第1章 発達障害
第2章 神経症圏の障害
第3章 行動障害
第4章 精神病性障害
第5章 人格障害
第6章 家庭、地域、学校保健などの社会的問題
第7章 症例提示
著者等紹介
古荘純一[フルショウジュンイチ]
1984年昭和大学医学部卒業。1988年昭和大学医学部大学院(小児科学)満期終了。1993年公立昭和病院小児科医長。1998年昭和大学医学部小児科学教室専任講師。2002年青山学院大学文学部教育学科助教授。昭和大学医学部小児科学教室兼任講師。日本小児神経学会評議員、日本小児保健協会評議員、日本小児科学会東京都地方会運営委員
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