拾遺 島津忠久とその周辺―中世史料散策

拾遺 島津忠久とその周辺―中世史料散策

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 126p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887771185
  • NDC分類 210.42
  • Cコード C0021

内容説明

島津忠久は、都の武者から鎌倉御家人となり、鎌倉・京都両政権下で、文武両道にわたって武士の職能を発揮した。著者は、島津忠久をはじめとして、源頼朝の義弟である京都の貴族一条能保、薩摩で反乱を起こした源為朝の子豊後冠者義実らの事蹟、さらに薩摩国伊作荘、同国谷山郡などの歴史について、史料の見直しを行い、通説の再検討を試みた。

目次

島津忠久をめぐって(島津忠久―素描(再説)
台明寺文書島津忠久願文について―島津氏下向の一例を考える)
京・鎌倉の人びと(義経の都落ち―とくにその扶持者「豊後武士」について;大江広元の検非違使補任について―「諷諌」の意味を問う;鎮西奉行天野遠景と阿多郡地頭鮫島宗家―とくに建久四年の遠景下文案について)
薩摩の土地と人びと(薩摩国建久図田帳あれこれ―とくに新田宮執印氏の出自について;「桜島」命名の由来)

著者等紹介

江平望[エヒラノゾミ]
1927年鹿児島県川辺郡(南九州市)知覧町生まれ。1988年鹿児島市公立学校教員退職。2008年南九州市文化財保護審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。