目次
天狗
光
古代人のドルメンとされる巨石
川の風景
雨の日
たばこの葉
山羊を飼う
土間の猫
祖母と孫―アメリカ芙蓉の花
たばこ畑〔ほか〕
著者等紹介
小栗昌子[オグリマサコ]
1972名古屋生まれ。1994名古屋ビジュアルアーツ卒業。1999遠野へ移住。2005ビジュアルアーツフォトアワード奨励部門賞受賞。2006日本写真協会新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジョニーウォーカー
16
とても失礼な言い方だが、なにか見てはいけないものを見た気がした。撮影されてまだ数年とたっていないはずなのに、なんだ、この現世から隔絶されたような人々や家々は。一言で形容するなら「土俗」という言葉がしっくりくる。岩手県遠野市。民話の里として知られ、先住民のアイヌからは代々「TO-NUP(湖のある丘原)」と呼ばれてきたこの地を、10年にわたり撮り続けた写真家の集大成。地方の都市化が進み、その土地々々の色が次第に失われつつある現代。彼らの眼差しは、見る者に強烈な“何か”を突きつける。2010/05/16
kiho
0
遠野の土地の力強さと独特の空気感がグッと迫ってくる☆写真の側から、今の世の中が見つめられ、見透かされてる感じ…真っ直ぐな視線で。2012/07/08