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ディスカヴァー携書
教育3.0 誰が教育を再生するのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784887595767
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0237

内容説明

「ゆとり教育」は、個人主義社会をめざすものだったと、今や「民」の立場となった元ミスター文部省寺脇研氏は、その知られざる真意を語る。教育は国家論として語らなければならない段階にあると、学校と子どもたちの現場を熟知する表現教育者宮川俊彦氏があえて語る。「ゆとり教育」の見直し、教育基本法の改正、学力低下、いじめ自殺、教育格差、家庭崩壊、世界史未履修問題、メディアの学校批判の功罪…教育は、少子化、年金問題とならび、政治の大きな争点となっている。学校に、子どもたちに、そして親たちに、いったい何が起こっているのか?その根底にあるものは?言語としての教育は?教育の未来を語る者が決して避けることのできないすべての論点がここにある。

目次

ゆとり教育って、いったい全体、何だったんですか?
財界の沈黙を問う―未履修問題と大学入試
内在律はどうして消えた?―いじめ、自殺、殺人
メディアの功罪を問う―言語教育を学校に取り戻せるのか?
家庭崩壊―家庭教育の喪失
だれが学校を滅ぼすのか?
何のために、学ぶのか?―ノーブレス・オブリージュとホリエモン的なるもの
教育再生は可能か?―教育は言語

著者等紹介

宮川俊彦[ミヤガワトシヒコ]
1954年長野に生まれる。表現教育者・国語作文教育研究所所長。34年間にわたり作文・表現教育を実践。200万人を越す指導・分析を土台に、言語・表現をフィルターとした人間社会の骨格還元読解や根底洞察に向かう。大学の教授・副学長・政府関係委員など歴任。元NHKテレビラジオのコラムを担当の後、テレビキャスターを経て、評論家・寓話作家としても知られている。なお、国語作文教育研究所では、小1から中高大生、一般までを対象に、文章教室を開催。通常クラスのほか、春夏冬の集中講義、通信講座、出張講座も

寺脇研[テラワキケン]
1952年福岡に生まれる。75年、文部省入省。文部省初等中等教育局職業教育課長、広島県教育委員会教育長、文部省高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房政策課長、文部科学省大臣官房審議官生涯学習政策担当、文化庁文化部長などを歴任。90年代末から2002年にかけて、いわゆる「ゆとり教育」の広報に努め、「ミスター文部省」とよばれる。06年11月退職。現在、京都造形芸術大学教授、NPO教育支援協会チーフ・コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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