人名詩集―茨木のり子詩集

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  • サイズ A5判/ページ数 101p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887470279
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

目次

握手
スペイン
わたしの叔父さん
あそぶ
浄光寺
四月のうた
くりかえしのうた
大国屋洋服店
見知らぬ人
兄弟
王様の耳
吹抜保

居酒屋にて
売れないカレンダー

Question
トラの子
古譚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

48
茨木のり子さんの詩を久し振りに読んだ。第四詩集で、絶版後31年を経て復刻版となったという。童話屋さんに私も感謝したい。初めて読む詩がほとんどだったし、最後の「古譚」は叙事詩のような感じで、深い思索が語られているようだった。金子光晴さんのことを書いた「トラの子」は、ユーモアのなかにも鋭敏な眼光が見えて、味わい深かった。2022/04/27

遠い日

17
知っている名も知らぬ名も多く登場する詩集。人名を多く用いたから、このタイトルにしたというのは本当のようだ。まっすぐなことばの、気持ちよく貫いたものが心地よい。「くりかえしのうた」など、どうだ。「いま解決できなかったことは くりかえされる」「より悪質に より深く 広く」……人間の情けないくらいの愚かさを嘆き、怒ることばにこの人の熱い気持ちをみる。2016/05/08

shoko

7
人名が出てくる詩を中心に編まれている。かなり具体的な体験を起点に思索内容が綴られており、日記のような詩が多く、詩集をそんなに多く読んでいるわけではないものの新鮮だった。/「生きるとは何か」が基本的なテーマで、ときおりフェミニズムや社会課題に対する問題意識が顔を出す。面白かったけど、他にもっと好きな詩集がある気がした。2021/11/06

遠い日

6
人名を多く用いたゆえのタイトルがこれ。言い得て妙です。この人の発することばは、張りつめていて気持ちいい。難しいことばはないのに、わたしの琴線をぴーんと張ってくれる。2022/04/04

nnnともろー

4
ふっと見つけた茨木のり子さんの第4詩集。説明的で理解しやすい。初出は1971年。茨木さんが心配していた当時の状況は悪化の一途をたどっている。2023/02/03

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