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東大名誉教授と名作・モームの『大佐の奥方』を訳す 英文翻訳術

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  • サイズ A5判/ページ数 324,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887245792
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0082

出版社内容情報

モームの小説から精読と翻訳を学び、更には翻訳の心得と「翻訳暗記用例文・厳選100」から著者の翻訳テクニックも体得できる。

行方昭夫[ナメカタアキオ]
東京大学教養学部イギリス科卒業。東京大学名誉教授、東洋学園大学名誉教授。日本モーム協会会長。主な著書に『英文の読み方』『英語のセンスを磨く』『サマセット・モー
ムを読む』『モームの謎』(岩波書店)、『英会話不要論』(文藝春秋)など、主な訳書にモーム『人間の
絆』『月と六ペンス』『モーム語録』、『東大名誉教授とモームの赤毛を読む英文精読術』などがある。

内容説明

淑女と思っていた妻が初めて書いた詩集がベストセラーに。その内容は人妻の不倫を詩にしたものだった。創作なのか、実体験の告白なのか?文学に縁遠く、プライドの高い夫の大佐がとった行動は?緻密な原文の読み込みから、読みやすく心に溶け込む翻訳へ―1冊まるごと訳す楽しみをあじわうことができる、行方先生初の翻訳指南書。

目次

第1部 The Colonel’s Lady
第2部 翻訳の心得&暗記用例文集(翻訳の心得;暗記用例文集)
『大佐の奥方』

著者等紹介

行方昭夫[ナメカタアキオ]
1931年生まれ。東京大学教養学部イギリス科卒業。東京大学名誉教授、東洋学園大学名誉教授。日本モーム協会会長。日英言語文化学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiro

2
著者のこのシリーズ二作目。さらに続編もあるので少しずつ読破するつもり。本書も大変勉強になった。モームを原文で読むための準備が随分とできてきた。ゆくゆくはモームの主要作を原文で読むのが目標だ。ただ実は本書で不満なのは主眼が自然な日本文を作る文章術にあるせいで英文の読解そのものは幾分簡略になっていることだ。語釈や語のかかり具合などもっと文法事項にも頁を割いて欲しかった。最後にp.318のcannot be faithfulはcannot be faithlessの間違いではないでしょうか?誰か教えてほしい。2021/12/11

Kanako ONO

1
行方昭夫さんの訳が好きなので、勉強がてら少しずつ読んでみた。自分がやっているのは英語ではなくフランス語の翻訳だが、これまで迷っていた「どのくらいの加減で意訳したり、原文にない言葉を補ったりすれば良いのか」という問題について、ベテランの翻訳者がどのような規準で判断しているのか垣間見ることができるので、とても勉強になった。この「大佐の奥方」という小説自体も、短い中に人間観察の洗練された描写が詰まっていて、とても面白い。2018/05/13

toddJPEN

0
赤と黄色の2作はオチがどう来るのか中々分からなかったけど、これは表紙に『不倫の詩』って書いてあるし、ちょっと微妙だったかも。再読したら感想は変わるだろうか。3つ読んでみて、赤色の教材の『赤毛』が一番好きだった。2020/06/25

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