世界史の鏡<br> イタリア都市の諸相―都市は歴史を語る

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世界史の鏡
イタリア都市の諸相―都市は歴史を語る

  • 野口 昌夫【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 刀水書房(2008/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887085022
  • NDC分類 237
  • Cコード C1322

出版社内容情報

『東京新聞』2008.2.21 「今週の本棚-自著を語る」から
イタリア都市の歴史は、古代ローマ以降だけでも二千年以上あり、それ以前、中部のエトルリア時代、南部海岸沿いのギリシア殖民年時代を含めれば、さらに七百年ほど遡る。......略......古色蒼然としたイタリア都市には、他国にみられないいくつかの特徴があった。街路、広場などの空間がどこまでも連続していくこと、二千年以上の歴史が視覚化されていることである。また何よりも都市空間を舞台のように演出することが、当然のごとく認識されていることに驚いた。.....略.....この著書の各章にみられる諸相に共通するのは、ハードな物として存続してきたイタリアの都市と建築が、ソフトである歴史を目に見えるかたちで雄弁に物語っている姿であると、読者は気づくだろう。

『週刊読書人』2008.3.14 書評から
『イタリア都市の諸相』はイタリアという国の持つ歴史的な重さ、重層性を余すところなく語った本である。しかも建築物や都市といった、一般人には取っつきにくい分野を平易に語っているところに特徴がある。...略...つまり建物や都市がどのように歴史的に形成され、現在いかに使われているかが重要である、という発見である。...略...つまり歴史を知らなければ建築家にはなれないということだ。...略...イタリアという国の文化の重層性は半端なものではなく、例えば現代文学を学んでいても、古代史や古代人の生活の知識が必要とされるのであり、歴史は常に意識すべきものとして存在するのである。...略...この本は建築や都市の見方について新しい理論を紹介していて、非常に啓発的である。そして歴史を意識しながら建築や都市を論じているところは、非常にユニークなイタリア論になっている。小冊子であり、やや特殊な分野も扱っているが、魅力にあふれた本である。

内容説明

歴史が層になって見えるイタリア都市…建物に修復や改築の跡をそのままに残している、一見古色蒼然としたイタリア都市に降り立った著者は、「どうもこの国は違う。(記念建築物を美しく見せるより)都市がどのように歴史の中にあって形成され、それが現在どのように使われているかという視点の方が重要らしい」と直感した…。生涯の研究対象が決まった瞬間である。著者は、1950年代後半に成立したばかりの研究「都市成立史」に飛び込んだ…。

目次

第1章 イタリア都市の連続性と持続性(ロンドンからフィレンツェへ;連続する空間の形成 ほか)
第2章 舞台としてのイタリア都市(劇場空間と都市空間;表層の自立 ほか)
第3章 イタリアの都市と田園の生活(世帯境界と街路;都市住宅の現実 ほか)
第4章 イタリア中世都市というテクスト(中世都市の起源と形成;中世都市の形態学 ほか)
第5章 トスカーナ小都市という鏡(歴史的風景と丘上都市;中世都市へのルネサンスの介入 ほか)

著者等紹介

野口昌夫[ノグチマサオ]
1954年東京都に生まれる。1977年東京工業大学工学部建築学科卒業。1978年ロンドンのAAスクール大学院建築理論・建築史研究科、文部省給費留学(~79年)。1980年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。1981年フィレンツェのランフランコ・ベンヴェヌーティ設計事務所勤務(~85年)。1983年フィレンツェ大学都市・地域研究科、エドアルド・デッティ教授に師事、イタリア政府給費留学(~85年)。1986年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。現在、東京藝術大学准教授、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アメヲトコ

7
2008年刊。「諸相」のタイトルのとおり、イタリア都市(史)の魅力が縦横に語られます。とりわけ前半は著者留学時の実地体験をもとにした叙述で楽しく読め、旅心誘われます。後半はトスカーナ都市史についての話で、土地勘がないとややイメージしづらいところもありますが、「初めに小都市ありきではなく、地域あり」(152頁)という視点はその後の研究の展開を予言しているようです。2023/09/08

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