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『怪談』以前の怪談―小泉八雲こと、ラフカジオ・ハーンの原稿選集

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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886835239
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

目次

第1部 19世紀のシンシナティ(「ブルース」;「馬の末路」 ほか)
第2部 貧困と犯罪の観点(「煉瓦に寝る」;「牧畜収容所の哀歌」 ほか)
第3部 『怪談』以前の怪談(「屍体を掘り出す」;「死霊の挟間で」 ほか)
第4部 残忍で凶悪:皮なめし場殺人事件(「狂暴な火葬」;「殺害してから火葬」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

66
ハーンが日本に来る以前に勤めていたアメリカ シンシナティの新聞社で書いた記事を集めたもの。どちらかというと やはり猟奇的な事を選ぶ傾向があった様だが それ以外でも 読者が関心を持ってくれそうな事を ある意味 身体を張って取材している。その観察眼 そして表現力はやはり人並み以上であった。殊に「皮なめし場の殺人事件」といって 犯人が 被害者を嬲り殺し 挙句に 高熱路で焼く という事件の詳細が書かれているが それなどは 小泉八雲として書いた「怪談」より怖いかも、、、(´・_・`)2018/06/06

unknown

0
ラフカディオ・ハーンのアメリカでの記者時代の記録集。実際に起こった血なまぐさい事件のレポートが多く、なるほど現実的な怪談を語っている。若干誇張はあるようには思うものの、やたらと子細に描かれる屍体の描写の名状しがたさに、ハーンの観察眼の非凡さの一端が窺えるようで興味深い。「皮なめし場殺人事件」のレポート記事は、本書のハイライト。2011/05/25

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