内容説明
ソ連の登場が、右翼を反共に変え、左翼をマルクス主義に変えた―。新自由主義、グローバリズムが跋扈するいま、あらためて日本の理想を問う!
目次
第1章 資本主義とその批判(資本主義、利己主義とその克服;舶来感覚と日本的国家社会主義;市場社会の論理の克服)
第2章 社会主義の由来とその展開(社会主義の原義と西洋近代思想;社会主義と儒学;日本的社会主義の起こりとその主張;「天皇制」と共産党、講座派と労農派)
第3章 國體観念と経済思想の関係(國體が政治・経済思想に与えた影響;人文優位と拝金蔑視、理想郷;国粋主義者と社会主義者の関係を踏まえて;皇道経済学とは何か;労使協調路線の有効性について;働くとは何か)
著者等紹介
小野耕資[オノコウスケ]
昭和60年神奈川県生まれ。平成22年青山学院大学文学研究科史学専攻博士前期課程修了。大アジア研究会代表、崎門学研究会副代表。里見日本文化学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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