内容説明
近世の鷹狩は、単に娯楽としてだけでなく、政治的儀礼としての色彩が強かった。本書は、江戸幕府の将軍が行った鷹狩を検証し、それを通じて築かれた放鷹制度や、社会関係の全体的輪郭と変遷を示した、いわば鷹狩の社会史である。
目次
第1章 鷹狩の伝統と性格(権力と鷹;徳川将軍権力と鷹)
第2章 将軍の鷹狩と幕府の放鷹制度(家康の鷹狩;秀忠・家光・家綱の鷹狩 ほか)
第3章 公儀鷹場の編成と支配(家康・秀忠期の幕府鷹場;家光・家綱・綱吉期の幕府鷹場 ほか)
第4章 鷹場と民衆(鷹場規制と民衆;鷹野役の上納と民衆)
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