内容説明
「無門関」をひもとくことによって、混迷する現代に生きる智慧を汲み取る。公案に学ぶ禅の智慧。
目次
趙州無字―犬に仏性が有るのか無いのか?
百丈野狐―どうして狐に身を落としたのか
倶胝竪指―聞かれるたびにいつも指一本たてる和尚さん
胡子無鬚―何故、ダルマさんにヒゲはないの?
香厳上樹―枝を咥えて中ぶらり、問いに答えれば落下!
世尊拈花―迦葉は一枝の花見て悟り、釈迦の法を嗣いだ
趙州洗鉢―粥を食べたら鉢を洗っておけ
奚仲造車―車をバラバラにしたら?
大通智勝―何故成仏しない大通智勝仏
清税孤貧―銘酒を一杯飲んでも足りないとは〔ほか〕
著者等紹介
小池心叟[コイケシンソウ]
前・臨済会会長
井上暉堂[イノウエキドウ]
本名憲一。1957年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業。元・毎日新聞記者。建仁僧堂で雲水修行を積む。後に隠山、卓州の各老師に歴参し、2002年、小池老師より法號・暉堂を受く。ニューヨークでロッキー青木の秘書を経て、MBAを取得。エンデバー株式会社を設立し、現在に至る。相関社会ジャーナリストでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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